ホーチミン旅行では普段行かないような敷居が高い高級レストランにも足を運んでいってほしいところです。そんなときにおすすめしたいのが、ベトナム料理店「マンダリン」。古くからある老舗で、毎日夜のみ営業しています。古き良き時代を思わせる雰囲気と、薄闇の中に照らされたテーブルにのる料理は、どれもほかでは見られない盛り付けと高級感があります。

今回はレストラン「マンダリン」をご紹介します。

場所はゴーバンナム通り

舞台となるのは日本人町の一角を担うゴーバンナム(Ngo Van Nam)通り。メインストリートであるレタントン通り、もしくはトンドゥックタン通りから入ることができる200mほどの短い通り。市民劇場からは徒歩で10分ほどでしょうか。夜はちょっとした大人の繁華街になるので、女性のみであればタクシーで行くのもいいでしょう。

国内屈指の5つ星は伊達じゃない

ベトナムでは毎年国内のレストランを評価する格付けが行われていて、それによると、このマンダリンは毎年5つ星を獲得する人気振り。ちなみに、レタントン通り沿いにある中部料理を食べられる高級店「ホイアン」も実はマンダリンと同系列で、また5つ星店となります。ホイアンはランチに定評がある店で、一方マンダリンは夜営業。両方足を運んでみるのもいいでしょう。

各国のVIPが訪れる高級店

店内は薄闇に包まれた静かな雰囲気。入口傍にはマンダリンが受賞した数々のトロフィーが展示されてあったり、かつて訪れた小泉元首相の写真なども飾られています。VIPが晩餐で訪れる高級店であることが分かりますね。

気品あるテーブル席はまるで貴族になった気分

マンダリンは一階のグランドフロアと2階席に分かれていて、プライベートの空間を楽しみたいなら2階席がおすすめ。来る客も旅行客やビジネスマンが大半で品のいい客ばかりなので安心することができます。ただ、初めてのベトナム旅行であれば、1階席もおすすめ。一階では毎夜ベトナム人演奏者による伝統音楽の生演奏が開催されます。ベトナムの音楽に耳を澄ませながらベトナム料理を頬張る時間はいかがでしょうか。

旅の"一番"を飾るベトナム料理はいかが

マンダリンで食べられる料理は伝統を尊重した昔ながらのベトナム料理。ベトナムは地域によって郷土料理がありますが、中部をメインに北部と南部も充実しています。中部はかつて王朝があったフエの宮廷料理があり、こちらはベトナム屈指の高級料理として現在に伝えられています。マンダリンでも宮廷料理風を堪能することができます。

もちろんマンダリンの自慢は料理の種類だけではありません。他では見られない盛り付けは単にお洒落だけではなく、しっかりとベトナムの古き歴史を感じとることができます。また、アラカルトも充実していますが、もし何を頼めばいいか分からないということであれば、おすすめしたいのがコース料理。コースは予算に応じて10種以上用意されています。旅の最後の予算を使い切るつもりで臨めば、それに応えてくれる料理を漏れなく提供してくれることでしょう。

<DATA>

名称：マンダリン（Mandarine）
住所：11A Ngo Van Nam st.Dist.1
営業時間：17:30～23:00