ホーチミンの市内観光では、2つのエリアが観光のメッカとなり、それぞれ「ドンコイ周辺」、「ベンタイン市場周辺」がそれに該当します。今回紹介するのは、そのうちのベンタイン市場周辺エリア。レストランや雑貨店などさまざまなお店が並んでいるため、1日2日の短期旅行でそれらをすべて回るのは大変困難です。そこで、筆者が厳選する「ここだけは行ってほしい」お店を今回紹介します。
ハンドメイド雑貨が売りの「ティミ」
こちらはベンタイン市場から徒歩5分ほどで行くことができる雑貨店「ティミ」。昔は日本人経営のアンティーク店に勤めていた経験がある女性オーナーは日本語堪能。自らの趣味であるハンドメイドと西洋アンティークコレクションを販売する雑貨店です。ハンドメイド品はハンカチやクッションカバー、ブックカバーなど多岐にわたり、欧米各国からマテリアルを取り寄せ、店内で職人が仕上げたシルバーアクセサリーも人気です。日本人好みのクラフトが多いので、特に女性は一度足を運んでみるといいでしょう。
洋服を買うなら「ハウスオブサイゴン」
ベンタイン市場から徒歩3分。ティミに行く道中にある雑貨店「ハウスオブサイゴン」は1階に小物雑貨、2階に洋服コーナーを設けた大型店舗。雑貨はどれも一味違う高品質なものを揃え、ベンタイン市場で売っているようなチープ雑貨ではありません。ただし、同店のおすすめは洋服。ベトナム人デザイナーのオリジナルデザインの洋服を買うことができます。単なるベトナミーズファッションではなく、外国人が買うお土産用なので、既製品のアオザイや刺繍が添えられているワンピースなど、ベトナムの伝統も融合したファッションとなります。
大女優が経営するベトナム料理店「チャオエム」
ベンタイン市場の裏手を真っ直ぐ進んだ先にある「チャオエム」は、かつてベトナムアカデミー賞を受賞した大女優イザベラさんが経営するお店。イザベラさんはベトナムで活躍したあと、アメリカにてハリウッドデビュー。その後ベトナムに帰国して現在のチャオエムをオープンしました。店内は子供の笑顔のような居心地がよく温もりがある空間。ソファ席がたくさんあるので、どっかりと腰を落としてゆっくり食事をしていってください。料理は定番どころが多く、料理長は星付きホテルで活躍していたシェフが厨房に立っているため、味が一流はもちろんのこと、盛り付けも楽しむことができます。
下町食堂を味わうなら「ソイガーナンバーワン」
ベンタイン市場脇のNguyen Trung Truc通りにある老舗の食堂。店名通りこの界隈で一番おいしいソイガーが食べられると評判の人気店。ソイガーとは鶏肉添えのおこわのことを指し、ベトナムの人気の下町グルメ。外国人が行くような小洒落たレストランでは扱っていないメニューですし、材料はもち米と蒸した鶏肉なので、お腹を壊す心配もほとんどありません。市場で買い物ついでに立ち寄ってみてください。
ベトナム人に混じって町サロンはいかが「サクラスパ」
高級スパもいいけれど、せっかく東南アジアに来たのだから町サロンも体験していってもらいたいところです。御覧のように扉を開けたらベッドが一列に並んでいて、そこでフットマッサージを受けることができます。友人同士で気軽に楽しめますし、特に予約は不要なので、行ってすぐに体験することができます。サクラスパはベンタイン市場近くにあるので外国人も多く訪れる人気店です。英語ができるスタッフもいるので、スタッフとの談笑も楽しみにしてください。
日本品質の高級スパで癒しの時間を「ラメールボーテ」
ベンタイン市場から南へ10分少々歩いたところにある「ラメールボーテジャパン」は、日本人セラピストが監修している日本品質のサービスと技術が自慢の高級スパ。リラクゼーションを目的としたマッサージはもちろんのこと、体の老廃物を内側から除去するスキンケアマッサージも見逃せません。最近肌の皺やキメの粗さが気になっている女性は、一度カウンセリングを受けてみてはどうでしょうか。ベトナム人スタッフが親身なって肌の悩みを解決に導いてくれることでしょう。
ベンタイン市場周辺エリアで半日過ごす
上記の雑貨店、レストラン、スパはすべてベンタイン市場から徒歩10分圏内。市場散策を終えた後、どこへ行こうか迷っている方は、ここで紹介したお店を歩いて回ってみてはいかがでしょうか。