2012年以前の旧フーコック空港はユーンドン市の約1km南下したすぐ近くにありましたが、政府がフーコック島の観光資源と旅行客誘致を積極的に推奨し、2012年9月に晴れて新生フーコック国際空港が誕生。その面積は900ヘクタールと広く、離れ小島の空港とは思えない清潔さがあります。
2015年2月現時点では、フーコック国際空港とはいうものの、国際線は就航していなく、全線国内線に限っています。LCCであれば、ジェットスターもしくはベトジェットエア、そのほか航空会社であれば、ベトナム航空が主役。
申し分ないチェックインカウンター
ベトナム国内からフーコック島へ到着した際は、ただ一本道の通路を歩くだけで到着ロビーに出ることができます。到着ロビー正面にはタクシーが多数待機しているので、現地係員がいない場合は、こちらに乗って宿泊先ホテルまで向かいましょう。
今回メインに紹介するのは、フーコック島から本土(おそらくホーチミン)に帰る方向けです。楽しい滞在に別れを告げて、フーコック国際空港に入ったら、まず顔をみせるのがチェックインカウンター。横一列に並んでモニターに各航空会社とフライト番号が表示されています。チェックインカウンターは多数ありますし、フーコック島と本土を往復する機体はすべて小さいサイズなので、旅行客もそれほど多くはありません。フライト1時間30分前に到着していれば十分でしょう。
セキュリティチェックは早めに越えて問題なし
チェックインカウンター周辺には、日本の化粧メーカーのショップとカフェ、そして1件のお土産ショップのみとなります。目と鼻の先にセキュリティチェックがあり、そこより先は搭乗ゲートのフロアとなりますので、後戻りはできなくなりますが、正直ここで見るものはありませんので、人で列ができる前にセキュリティチェックを越えておいていいかと思います。
セキュリティチェックは小島の空港だからといって甘くはありません。液体、気体は持ち込めないほか、フーコック島の特産であるヌクマムも容赦なく没収されます。金属探知機を通るので、財布、携帯、ベルトはすべて外してカゴへ。
フライトまでの待機時間の過ごし方
これだけ広々としているにも関わらず、搭乗ゲートは4つのみ。左手に1と2、右手に3と4。しかも端から端までうかがうことができますので、どこで待機していても、搭乗時間になったらすぐに気づくことができます。
チェックインからセキュリティチェックを越えて、ここで待機する時間は1時間から1時間30分程度ですね。このフロアに何があるのかを紹介していきたいと思います。
真珠売り場
正面左手にあるのが、真珠売り場。フーコック島は真珠養殖が盛んで、本物の質のいい真珠を安く買うことができます。小さな豆粒ほどの真珠は1000円程度から、大きなものは一粒数万円から10万円以上するものもあります。真珠養殖工場に行かなかった方も、行ったけど購入を見送った方も、ここで最後の目利きをすることができます。ちなみに提供しているゴックヒエン(Ngoc Hien)社は地場で有名な大手真珠メーカーです。
バーガーキング
ベトナムではマクドナルドよりもバーガーキングがアメリカンファストフードでは人気です。ベトナムの空港内には決まって営業しているバーガーキングは、ここフーコック国際空港でも健在です。アメリカンジャンクフードを旅の記念にお腹一杯貪ってください。
カフェ&ベトナムフードスペース
カフェ&フードスペースがこちら。飲料水から簡単なサンドウィッチまであるほか、フォー、ブンボーフエ、といった定番のベトナム料理もメニューにあります。値段は空港価格で少々高いですが、フーコック旅行最後の晩餐と思って楽しんでいってください。
スカイボス(Sky Boss)
スカイボス(Sky Boss)とは、ベトジェットエアが新たに設定したエアチケットで、一番高価なクラスになります。こちらのチケットを持っている旅行客は、専用ルームで快適な待機時間を過ごすことができます。また、そのほか優先チェックイン、優先搭乗、20kgの預け荷物といった優待が受けられます。