旅行者にとって、ホーチミンの目抜き通りといえばショッピング街のドンコイ通り。そのドンコイ通りと並行して通っている道が、今回紹介する「グエンフエ通り」です。グエンフエ通りは2014年大掛かりな改修工事をしていて、2015年春に工事を終えたばかり。生まれ変わった新生グエンフエ通りをお楽しみください。
昼間はのどかな景色が続く
グエンフエ通りは、ホーチミン像を拠点に、東に向かって歩くと、やがてサイゴン川に着きます。徒歩15分くらいの距離ですので、散歩がてら歩いてもいいかもしれません。また、グエンフエと接しているレロイ通りを歩けば、ベンタイン市場に行くことができます。
中央の噴水はグエンフエ通りのシンボルマークで、夜になると美しいイルミネーションショーを楽しむことができます。
ときどき勘違いしている人がいますが、ホーチミン市内を流れている川は、メコン川ではなくサイゴン川です。メコン川はメコンデルタ地方を流れている国際河川となります。トンドゥックタン通り沿いには、ホテルマジェスティックやリバーサイド、ロッテレジェンドといったファイブスターホテルが建ち並んでいます。
人民委員会庁舎
夜は完全歩行者天国となる
午後7時から翌朝6時まで、グエンフエ通りは完全に歩行者天国となります。新しく生まれ変わってから、グエンフエ通りは毎夜写真上のように大混雑。何かのお祭りかと思ってしまいますが、そうではなく、日常の光景だから驚きです。
ベトナムはまだまだ発展途上国。日本のように娯楽施設が少ないため、こうやって一つのスポットにみんなが集まってくる傾向にあります。
旅行者の方も、現地の彼らと混じってグエンフエ通りを散歩してみてください。
グエンフエ通り沿いには、ベトナムの発展を誇示するような高層ビルが並んでいます。また、ライトアップが大好きなベトナムでは、これらの建物のほとんどが夜に煌びやかな明かりを照らします。
人民委員会庁舎の目の前に建つのがレックスホテル。5つ星の国営ホテルです。ちなみに、ホテル内にあるスパ「ラコ―シンシン」は、旅行者にとても人気のアーユルヴェーダスパを楽しむことができます。
レックスホテルの向かいにあるユニオンスクエア。コロニアル建築が美しいショッピングセンターです。店内にはフードコートやアロマショップ、ミニスーパーにお土産店などがあり、旅行者の方も利用価値大です。
右手を掲げるホーチミン像と、その背後に建つ人民委員会庁舎。こちらも双方ライトアップされていて、多くの人が集まっています。
人民委員会庁舎の前はちょっとした広場になっていて、恋人の憩いの場所になっています。近くにはセキュリティもいます。あまり近づいて写真撮影すると注意されるので、気を付けてください。
グエンフエの夜を楽しむ
グエンフエ通りは毎夜多くの人で賑わいますが、特に金曜から日曜の夜は非常に混雑しています。ストリートミュージシャンや大道芸なども出没しますし、通り沿いに並ぶカフェも営業しているので、夜遅くまで遊ぶことができます。
また、この通りには4つ星レストランも並んでいて、夕食はそこで食事をとることもおすすめです。