2024年2月8日~14日はベトナムでは「テト」と呼ばれる旧正月期間となります。この期間中にベトナム旅行を検討している旅行者は、現地の観光に注意しなければなりません。
ここでは2024年の旧正月期間中のベトナム旅行における注意点や観光のポイントを紹介します。
2024年のベトナム旧正月は2月8日~14日に決定
日本以外のアジア圏では、お正月は例年旧暦で祝うのが慣例です。旧暦は毎年ずれるので、日本のように固定されていないのが特徴です。2024年の旧正月は2月10日で、これはアジア圏すべて同じ日付となりますが、前後の連休は国によって異なります。
ベトナムでは2月10日を元旦、2月9日を大晦日として、連休は2月8日~14日の7日間となります。連休の日数は毎年11月~12月頃にベトナム政府より発表があります。
旧正月(テト)におけるベトナム人の過ごし方
旧正月期間中、ベトナム人は日本でもそうであるように、家族親類と過ごすため帰省するのが一般的です。しかし、帰省しない都会人は、「仏教寺院で参拝」、「市内中心で開催されるイベントに参加」、「国内旅行」といった過ごし方をします。そのため、旧正月期間中のハノイやダナン、ホーチミンといった都市部は、どこもベトナム人観光客で溢れ返ることになります。
旧正月期間中のベトナム旅行:市内観光の注意点とポイント
厳かに過ごす日本の正月と比べると、ベトナムの正月は大変華やかです。市内中心ではフラワーロードが開催され、有名人を招いての音楽ライブや野外マーケットなど、夜まで賑わいは絶えません。
その一方で旅行者からすると、
- タクシーやGrabが捕まりにくい
- 市内はどこも渋滞する
- 商業施設は特別料金を設定する
- 多くの商店が臨時休業する
- 国内航空券やバス料金が高騰する
といった弊害もあります。ベトナムでも大晦日から正月三が日はお店を閉めるのが一般的で、ホーチミンのベンタイン市場もこのときばかりは閉館します。
そのため、旧正月期間中にベトナム旅行を検討している人は、現地の過ごし方を事前に検討しておく必要があります。
2024年のベトナム旧正月旅行。おすすめ観光エリアはどこ?
2024年の旧正月期間中にベトナム旅行を検討している人は、「世界遺産のある観光地」を目指してみてはいかがでしょうか。ハノイのハロン湾&ニンビン省、中部フエ、ダナン&ホイアンなどがおすすめ。世界遺産は年中無休ですし、旧正月期間中も平常運転となるので、旅行者からすると安心して現地観光ができます。
一方で日本人旅行者に最も人気の南部ホーチミンは世界遺産がありません。町歩きをするときはどこのお店が営業しているのかを事前に調査しておくのが良いでしょう。また、普段は外国人しか利用しない高級レストランやスパも、旧正月ではベトナム人も大勢来店するので、行くことが決まっているお店に関しては自然に予約をしておくのがおすすめです。
2024年旧正月のベトナム旅行:現地オプショナルツアーを利用するのがおすすめ
上述したように、旧正月期間中はお店の閉店や各所の渋滞など、旅行者は多少の不便を強いられるかもしれません。そこでおすすめなのが「現地オプショナルツアーの参加」です。
現地ツアーに参加すれば旧正月関係なく、プログラム通りに楽しむことができます。また、南部ホーチミンであれば、郊外のカンザー・メコンデルタといった自然エリアに足を運ぶことができます。旅行会社もこの時期のツアー参加者に対しては積極的に現地ツアーへの参加を促すかと思うので、定員オーバーで溢れないよう、数日前から予約するのが良いでしょう。
2024年の旧正月ベトナム旅行:ホテルライフを満喫するのもおすすめ
ベトナムはホテルの宿泊料金が安いことでも知られています。5つ星の高級ホテルでも1万~2万円で宿泊できるので、旧正月期間中、現地の雑踏が苦手な人は、いっそのことホテルライフに徹するのもおすすめです。5つ星ホテルであれば、
- 屋外プール
- フィットネスジム
- スパ
- カフェ&レストラン
- バー
- ルームサービス
は常備していますし、ホテルによっては料理教室やマリンツアーなどを主催しているところもあります。また、気軽にカジノを体験できるのも魅力です。法律でベトナム人は一般のカジノの利用ができないため、宿泊者や外国人しか利用客はいません。
まとめ:2024年旧正月のベトナム旅行は事前の観光計画が大切
新型コロナ以降、初めての海外旅行にベトナムを選んだ人も多いことでしょう。2月10日前後は中国やマレーシア、シンガポールといったチャイニーズ・イヤーがある国はどこも似たような込みようとなります。そのため、事前に行く場所、過ごし方などはできるだけ細かく計画し、旅のしおりをしっかりと作っておくのがおすすめです。