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ベトナムの物価安は2024年も続く!現地物価&両替事情を紹介

日本の円安と世界インフレの中、海外旅行が行きづらくなっているという人もいますが、ベトナムはまだまだ物価安の国です。ここでは現地の物価や両替事情を詳しく紹介します。

ベトナムの物価は2024年も安い?現地のインフレ事情

ホーチミン市中央郵便局にて

2020年以降、日本は歴史的円安に見舞われ、さらに世界的にインフレが続いています。円安とインフレ(物価高)によって、日本人の中でも「海外旅行がしにくい」と感じている人もいるでしょう。

ベトナムもコロナ前と比較すると物価は上がっているものの、バンコク(タイ)やバリ島(インドネシア)、シンガポールといった他の東南アジア諸国と比較すると、現地の物価上昇率は努めて緩やかなものとなっています。

2024年のベトナム旅行。値段が高いと感じるものとそうでないもの

ホーチミン観光中心部のお土産店にて

2024年にベトナム旅行を計画している人の中には、「初めてのベトナム旅行」、「コロナ前に何度か行ったことがある」などいきさつは様々。しかし、往々にして現地に降り立ち、「これ、思った以上に高い」、「日本よりも高く感じる」と思う場面はおそらく共通しています。

旅行者向けの「お土産」の値段は変わらない

日本人に人気のベトナム雑貨やお菓子土産は、もともと旅行者向けに値段が高く設定されているため、コロナ以前と2024年時点を比較しても、ほとんど値段は変わりません。ただし、現地の値段は変わらないですが、円安のため体感的に高く感じることはあるかもしれません。

スパ・レストランは値上げしているお店が多いが、それでも安い!

ベトナム旅行者の中には「スパを目的に来た」、「ベトナムグルメの食べ歩きをしたい」と考えている人もいます。旅行者向けのスパやレストランは、コロナ後の需要回復に伴い多少値上げしている印象ですが、せいぜい10%程度。もともとスパのパッケージコースやベトナム料理は、他国と比較してもかなり安い値段で楽しめていたので、値上げしても高いと感じる人は多くないほか、昔ベトナムに来たことがある人でも、値段が上がったと気づかない人もいるかもしれません。

ツアー料金は値上げしているが、その分メリットもある

水上人形劇はハノイが本場

ベトナムの通貨は米ドルに対して固定相場制をとっているため、生活用品含めて物価が上がりづらいのが功を奏している現状です。ただし、現状現地オプショナルツアーの料金は上がっているよう。ガイドや車の確保が以前より難しくなっていることや、ここ最近はベトナムもサービスと品質向上に努力していることが主な値上げの要因となっています。

値段だけを見れば割高と感じる場面もあるかもしれませんが、「以前は混載車だったのが貸切専用車になっている」、「食事がありふれたベトナム料理ではなく、豪華なビュッフェに代わっている」、「値段はちょっと高めだけど、その分満足度が高いツアーが増えている」のように、往々にしてコスパは上がっている様子がうかがえます。

日本円を現地通貨(ドン)に両替する際の注意点

ホーチミンドンコイエリアの両替所にて

コロナ以前は日本円の力が強かったため、ベトナムの都市圏であれば町中のどこの両替屋でも割の良いレートで両替ができました。しかし、現在は円安から回復する期待が喫緊にないため、両替所によっては意図的に通常より大幅にレートを低くして、両替を受け付けないようにしているところも見受けられます。

ベトナムの両替はある程度レートの幅が決められているので、通常よりも大きくレートが違うところは悪質なお店と見なすことができます。

また、ベトナム国内の両替所は、Vietcom Bankという国営銀行のレートが標準となっていますので、両替する前に当日のレートはこちらを平均値として確認しておくことをおすすめします。

Vietcom Bankのレート:こちらをクリック※外部サイトに移ります。

2024年以降のベトナム旅行者の注意点:日本円、米ドルは現地で使えるかどうか

ホーチミン市内中心部にて

10年ほど前までは、ハノイ、ダナン、ホーチミンといった都市圏ではどこのお店でも米ドルと日本円で支払うことができました。しかし、現在は政府がベトナム通貨(ドン)の強化に尽力しており、外貨払いは原則できないようになりました。

旅行者向けのスパやレストランではメニューに米ドル表記をしているところもありますが、支払は原則ベトナムドンであることに注意してください。また、上記政策により、両替所によってはドンから円の両替がかなりレートが悪くなることがあります。少しでも節約したい場合はクレジットカードやデビットカード払いなどを併用するのもおすすめです。

まとめ:物価インフレを気にする人はベトナム旅行がおすすめ

今回紹介したように、ベトナムは米ドルに対して幅のある固定相場制をとっているため、物価インフレはそれほど起きていません。また、10~20%値段が上がってもいても、日本人旅行者からすると、それほど気になる値上げ幅ではないという印象です。

「海外旅行に行きたいけど現地で十分遊べない・買い物できないのが心配」という人は、是非ベトナムを旅先に決めてください。コスパの良い充実した滞在をおくることができるはずです。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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