ベトナムのハノイは広範囲に観光スポットが散らばっているため、旅行者は計画的な行動予定を立てるのがおすすめです。今回紹介するのはハノイ旅行・出張者に「これだけは買ってほしい」お土産です。昔からある木彫り人形やマグネット、ポストカードといった定番雑貨も良いですが、ここで紹介するお土産は現在世界中から訪れる旅行者に人気があるので、是非チェックしてください。
ハノイはお土産エリアが少ない?市内ショッピングエリアとは
ベトナムといえば雑貨天国と呼ばれ、とりわけ女性旅行者に高い支持を受けていました。しかし、それは南部ホーチミンのことで、実は北部ハノイにはそれほど数多くのお土産店に恵まれているわけではありません。
日本人向けのお土産雑貨が集まるショッピングエリアは、「旧市街」、「ナイトマーケット」、「ハノイ大教会周辺」の3か所となりますが、新型コロナ以降はハノイ大教会周辺エリアの雑貨店が相次いでカフェに変わってしまい、質の高いお土産を売るお店が少なくなってしまいました。
「バッチャン焼き」はバッチャン村現地で買うのがおすすめの理由!
ベトナムの伝統陶磁器であるバッチャン焼きは、いまではアジアを象徴する工芸品となりました。バッチャン焼きはハノイ郊外バッチャン村で作られた陶器のみを指し、通常の陶器と比べて値段は2~3倍以上高いです。そのためバッチャン焼きと偽って普通の陶器を売る悪質なお店もハノイ市内には数多くあり、また素人では見分けがつかないため騙されて買って行ってしまう人が後を絶ちません。
バッチャン焼きの陶器を買いたいのであれば、バッチャン村で直接買うのが確実です。バッチャン村の半日観光ツアーもありますので、そちらに参加するのがおすすめです。自力で行こうとタクシーを使うと、往復料金+現地の待機料金で割高になります。
「YUGOC(ユーゴック)」の生はちみつはマストで購入しよう!おすすめの買い方
YUGOCの非加熱生はちみつも依然として高い人気を誇ります。日本では滅多に食べられない非加熱生はちみつをメインプロダクトに、他にもパームシュガーやマカダミアナッツ、ドライフルーツにカシューナッツといったベトナムの誇る特産品を旅行者向けの品質とパッケージにして販売している人気ブランドです。
まだハノイで取り扱っているお店はそれほど多くなく、また種類も少ないため公式通販サイトで購入するのがおすすめです。ハノイ市内のホテルであれば当日に配達してくれます。事前決済しておけば宿泊ホテルのレセプションに預けてくれるので、直接受け渡しのためホテルに待機する必要はないのが魅力です。
YUGOC公式ホームページ:https://yugoc.com/
お年寄りへのハノイ土産は「Banh Com(バインコム)」で決まり!
Banh Comはベトナムの伝統的な茶菓子で、日本の和菓子的な立ち位置です。緑豆の餡をベースにした餅で、ハノイの名産としても知られています。1個100円以下の安さも魅力なのでまとめ買いもおすすめできる一方、賞味期限が1週間程度なので注意が必要です。
ハノイで品質の高いベトナム産「コーヒー豆」の買い方・選び方
ベトナムコーヒーもまた定番土産の1つとして高い人気を誇ります。ベトナムはロブスタ種の栽培が古くから盛んで、お土産品を見てみると、アラビカ・アラビカ&ロブスタ・ロブスタの3種に分かれています。ロブスタコーヒーは渋みが強いので、ベトナム人は練乳を入れて甘味を足しています。
また、近年はジャコウネココーヒー豆も人気がありますが、こちらは偽物も出回っているので、割高でも専門店で購入するのがおすすめです。
市場で購入もあり。ただし食品ではなくベトナム雑貨がおすすめ
ハノイ市内には大規模な屋内市場が幾つかありますが、その中でも旧市街北部にあるドンスアン市場は大勢の観光客が訪れる人気の市場です。お菓子、雑貨、生鮮食品まであらゆるお店がひしめいていますが、市場で買うお土産は雑貨中心とした方が良さそうです。
屋内市場は365日高温多湿の環境で、コーヒー豆やドライフルーツ、ナッツ類といったお菓子は野ざらしで保管されているため細菌が繁殖しています。少なくとも他人に贈るお土産としてはふさわしくないので、置物雑貨などチープ雑貨を選ぶのがおすすめです。
まとめ:ハノイ旅行のお土産は「誰に何を買うか」は事前に考えておくのがおすすめ
今回はハノイ旅行のおすすめ土産と、購入の際のポイントや選び方を紹介しました。ハノイは旧市街やニンビン省、ハロン湾など見所が多いため、お土産ショッピングに取れる時間はそれほど多くはないかもしれません。誰に何を買うかくらいは、事前に決めておくのが欲しいお土産を買いそびれないコツとなります。