2020年の夏・秋（7月～11月頃まで）に海外旅行先としてベトナムを考えている方は、ここで紹介する注意点や現地の楽しみ方を参考にしてみてください。ベトナムは日本とは環境や習慣が異なるため、知っているのと知らないのでは、観光の満足度も変わってきます。是非初めてのベトナム旅行という方は、ご覧ください。
晴れている日も必ず折りたたみ傘かポンチョは持参する
ベトナムの夏・秋のシーズンは北部ハノイと南部ホーチミンでは雨季となります。日本に住んでいるとあまりイメージができませんが、快晴にも関わらず、突然スコールが降ることがしばしばあります。日本のようにぐずついて雨を予感させる天気や空気がなく、突然の豪雨となるため、折りたたみ傘がないとずぶ濡れになってしまいます。また、ベトナムの雨は『超局所』でもあるため、例えばホーチミンのドンコイエリアで大雨が降っていても、隣の区では快晴ということもよくあります。
市場で買い物をしているときは要注意
「ベトナムはスリが多いって聞くけど本当？」という質問がよくありますが、治安がいいと言われるベトナムでもスリは残念ながら多発しています。「スリには細心の注意を」との文言はよく見受けられますが、実際外出時にずっと財布に手をやっているわけにはいきませんよね。スリが犯行に働く場所は、人が多く集まる市場に集中しています。チャック付きのリュックに財布を入れて、なおかつリュックを前に抱えて持つと、スリは防ぐことができます。また、最も多い犯行が「買い物をしている最中」です。旅行者がお店の人と値段交渉をしている間にすっと財布を抜く手口が常套手段となります。雨降りの夏秋は市場のような屋内観光が人気となるので、スリに遭わないよう対策を講じるようにしましょう。
2020年夏秋観光ではホテル選びに注意しよう
2020年の夏秋のベトナム旅行では、ホテル選びに気を配ってみてください。2020年の夏秋はベトナム人の国内旅行も増えることが予想されるため、ホテルも混み合うことになります。当月にホテルを予約するとなると、3~5割ほど宿泊料金が高騰する可能性があります。そのため、数か月前からの予約、もしくは旅行会社を通してパッケージ型ツアーに参加するのがおすすめです。旅行会社は現地のホテルと提携しているため、航空券も含めて割安で手配してもらうことができます。
2020年夏秋は航空券が格安で買えるかも！？
2020年の夏秋は航空券が取りやすく、また格安で手に入る可能性が高いです。すでにベトナム国内の各種航空会社はキャンペーンを打ち出し、例年よりも格安の値段設定をして旅行喚起を促しています。これは今年から来年にかけて続くとみられているため、夏秋にベトナム旅行を検討している方にとっては、嬉しい情報となるでしょう。ちなみに自国産のベトナム航空およびベトジェットエアは世界でも評判が高く、日本人旅行者・出張者の間でも高い利用率を誇ります。
世界遺産ホイアンをのんびりと歩いてみては
世界遺産のホイアンは日本人旅行者に人気の観光地の一つです。露店で屋台料理を頬張ったり、旧家を改築した雑貨店でお土産を買ったり、トゥボン川で灯篭流しを楽しんだりと、異国情緒あふれる時間を過ごすことができます。夏秋はホイアンも雨に見舞われますが、ホイアンのメインとなる夜の時間帯は比較的晴れる確率が高いので、ご安心ください。
ダナン旅行ではホテルライフに力を入れよう
中部ダナンも9月以降は雨季に入りますが、それでも雨が降っていない時間は蒸し暑いので海水浴も楽しむことができます。ノンヌォックビーチ沿いのホテルはいずれも海とホテルが直接つながっているので、いつでも空いた時間を見計らって海に飛び込むことができます。4つ星、5つ星ホテルであれば、屋外プールやフィットネスジム、スパ、カフェ、バー、テニスコートなどが併設しているので、ホテルライフも期待できるでしょう。「雨降りの日に町を出歩いて観光は嫌だ」という人は、ダナンの高級ホテルで過ごす時間が旅のハイライトとなることでしょう。
屋内観光とアウトドア観光をバランスよく旅程を組む
2020年は月間降水量が例年より多いことが予想されます。そのため、観光スケジュールを作るとき、屋外観光ばかりを旅程に組み込んでいると、雨が降ったときに「どこへ行こうか？」と右往左往する事態に追い込まれます。夏秋のベトナム旅行では、屋外と屋内の観光スポットをバランスよくスケジュールに含めることがおすすめです。
夏秋のベトナム旅行はツアーも利用して楽しんで
2020年の夏秋のベトナム旅行は、ツアーも利用するのが満足度を上げるポイント。ツアーガイドは現地の事情を知り尽くしているので、突然の雨であっても臨機応変に対応してくれます。短期旅行で少しでも時間を効率的に使いたい、見所だけを押さえて効率のいい観光をしたい、という方にもおすすめです。
是非夏秋のベトナム旅行はここで紹介した注意点と過ごし方を参考にしていってください。