ゴールデンウィークも終わり、気の早い人はそろそろ夏の旅行先を検討し始めていることでしょう。また、ゴールデンウィークに休めなかった方の中には、これからまとまった休暇をとる、という人もいるかと思います。もしアジア旅行を考えているならば、ベトナムのムイネー及びニャチャンを考えてみてはいかがでしょうか。
今回は2019年夏に行きたいムイネー&ニャチャンの魅力や特徴をご紹介します。
ホーチミンと2都市周遊旅行ができる
ムイネーとニャチャンはいずれもホーチミンから行くのが早いです。ホーチミンといえばベトナム南部に位置する最大の観光都市。雑貨天国として日本人に絶大な支持を誇っています。ムイネーもニャチャンもビーチエリアなので、「海だけじゃ嫌だ。都市観光も楽しみたい」という人は、ホーチミンも併せて観光するといいでしょう。ちなみに2019年現時点ではムイネーもニャチャンも日本から直行便は出ていません。
ベトナム南部と中南部に位置する熱帯気候
ムイネーとニャチャンはともにベトナム南部と中南部に位置していて、ケッペン気候区分は「熱帯サバナ気候」。ホーチミンと同じとなります。実はニャチャンよりも北にいくと、熱帯気候の中でも気温差が激しくなるモンスーン気候と呼ばれる気候に変わり、日本人に近年人気の中部都市ダナンも、当該の気候となります。
雨季でもビーチが楽しめるってほんと?
熱帯サバナ気候の雨はいわゆるスコールというもの。日本のように半日ずっと降るような雨はごくまれで、普通は1日数回、小一時間の雨が降る程度となります。もし雨が降っても気温はあまり下がりませんので、雨がやんだ後に再びビーチで泳ぐことができます。
また、海だけではなくホテル併設のプールもおすすめ。ベトナムでは4つ星以上、もしくはリゾートホテルであれば、ほとんどの宿泊施設に屋外プールがあります。プールサイドでカクテルを飲んだりすることも可能ですし、レストランやバーにプールが付いている場合もあり、どちらも南国らしいひとときを過ごすことができます。
ビーチ以外にも見どころ盛りだくさん!
ベトナム南部のフーコック島やコンダオ島も、ベトナムが誇る人気のビーチエリアです。しかし、両都市ともメインとなるビーチ以外の見どころが少ないため、海が苦手、もしくはそれ以外の名所を求めるならば、別のエリアに行くのが無難。一方、ニャチャンもムイネーもビーチ以外の見どころが盛りだくさん。
ニャチャンであれば市街地に広がるニャチャンビーチの他、「ポーナガル」、「離島ツアー」、「巨大屋内市場」、「ナイトマーケット」、「泥温泉」などが主な名所。極論を言えば、海はまったく行かなくとも数日の滞在を暇を持て余すことなく過ごすことができます。ムイネーであれば「黄色の砂丘」、「ゴルフ」、「ワインキャッスル」、「白い砂丘」、「妖精の渓流」などが主な見どころ。いずれもアウトドア色が強い名所となります。
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ムイネーとニャチャン。どちらがおすすめ?
しかし、ムイネーとニャチャンはそれぞれ南部と中南部の距離の差があるので、両都市行くのは少々厳しそう。では、両都市の選択の基準ですが、筆者が強くおすすめしたいのは、「南国感を求めるならムイネー」。「リゾート感を求めるならニャチャン」というもの。
ニャチャンは成熟したリゾート都市ですが、海側にホテルは多くなく、また、日本人が宿泊するホテルの多くは高層型のため、南国感に欠けるかもしれません。一方、ムイネーはバンガローやコテージタイプの宿泊施設が多く、ニャチャンほど開けてはいませんが、絵に描いたような南国時間を満喫することができるはずです。
中長期滞在もおすすめ
欧米人の中にはニャチャンやムイネーでひと夏を過ごす、という人も少なくありません。日本の企業に勤める人だと難しいかもしれませんが、2~3日の滞在ではなく、一週間、10日以上の滞在でも両都市はおすすめ。是非、次のアジア旅行はベトナムのムイネーもしくはニャチャンにお越しください。