近年人気が高まっているベトナム中部のダナン。日本からは毎年5.5万人以上の旅行者が訪れ、現在も毎年増加の一途を辿っています。海外旅行で気になる問題の1つといえば、「両替」。どの旅行者にも必ず当てはまる難問です。旅慣れた方は「現地でどうとでもなるよ」と高をくくりがちですが、ダナンの場合、外から見て両替店と分かるお店はありません。初めてのベトナム旅行者であれば、必ず今回ご紹介する両替方法をご覧くださいませ。
ダナンの両替事情
ダナンは近年ホーチミンとハノイに次ぐ第三の観光都市として盛り上がっていますが、実情を見ると、まだまだ開発は遅れています。海外の観光地へ行くと、決まって町中にあるのが両替商ですね。ベトナムでも通り沿いに「両替のお店(日本語で)」、「Exchange money」といった看板を見ることができます。しかし、ダナンでは町の中心地であっても見ることはかないません。まだまだ旅行者に特化したお店が少ないと言えます。
空港で予算の3分1ほど両替
旅行者にとっての最初の両替所があるのがダナン国際空港です。「でも空港はレートがよくないのが定番だよね」と言うご意見もあるかもしれませんし、それは事実です。
ただし、ダナンの場合は空港以外の両替施設が限られていますし、ホテルでの両替と比べると、ほとんど遜色はありません。少なくとも数万円程度の両替であれば、誤差は数百円程度ですので、それほど神経質になる必要はありません。
宿泊先ホテルで3分1を両替
予算の3分1を空港で、さらに3分1はホテルで両替するといいでしょう。ダナン旅行において、最も便利で近い両替所は、宿泊先のホテルとなるはずです。ホテルのレートは空港と大して変わりありませんが、ぼったくられる心配もありませんし、両替したあとに部屋に戻って金庫に預ければ、盗難の心配もありません。
ただし、覚えておいてほしいのは、手数料が発生する可能性があるということです。ホテルによってはレートに上乗せしているところもありますし、コミッションとして数ドル徴収しているところもあります。両替するとレシートを受け取ることができますので、コミッションの場合はそこに必ず印字されています。
最後の3分1はゴールドショップで
ホーチミンやハノイでは両替ライセンスを持った両替商が観光エリア内のいたるところにあります。しかし、ダナンではまだ両替商は町中にほとんど見かけません。そこでおすすめしたいのが「ゴールドショップ」です。金の装飾品を売っているお店となり、通常の装飾品の購入の他、貨幣価値の低いベトナム通貨を金に変えて財産として保持するためにベトナム人が利用します。
このゴールドショップは、ダナン市街地であればチャンフー通り沿いとコン市場の周辺に数軒あります。外観には両替ができる旨の看板はありませんが、外から店内が見えるようになっていて、金の装飾品がたくさんガラスケースに陳列されていたら、お店に入ってみましょう。その日の金のレートが表示された掲示板があるお店もゴールドショップだと判断できます。基本的にレートは空港やホテルよりもいいとされていますが、個人経営のお店なので、電卓を用いてしっかりとお金の計算はしましょう。
ダナンでは両替がしずらいことは覚えておこう
もし散策中すぐにゴールドショップが見つかったら、そこで残りの予算すべてを両替するのもいいでしょう。しかし、ダナン市街地には、そこかしこ両替できる場所があると思っていると、少し危険です。是非、ここで紹介した両替の方法を検討してみてください。