ベトナムの中部旅行といえば、"ビーチで海水浴"と並んで人気なのが、"世界遺産巡り"です。ダナンから近い世界遺産は南方に位置するホイアンとミーソン遺跡。ホイアンは車で40分ほど、ミーソン遺跡は90分ほどで行くことができます。
今回は現地に支店を構える旅行会社「PHトラベル」の催行するツアー「世界遺産ミーソン遺跡観光」に参加してみたいと思います。
当日のスケジュール
8:00 宿泊ホテルへお迎え。
◇世界遺産のミ―ソン遺跡へ。
◇チャンパ王国の聖地・ミ―ソン遺跡観光。
◇観光後、ホテルへ。
13:00 宿泊ホテルにて解散。
魅力的な半日観光!
まず、ミーソン遺跡は基本的にツアーで行くことになります。山の麓にあるため、自力で行くのは普通ではありません。ローカルバスを乗り継いで行けば、行けないこともありませんが、一時間に一本くるか来ないかのような時刻表なので、旅行者にとってはかなり過酷な道のりとなります。多くの旅行会社はミーソン遺跡と他の観光名所(ホイアンなど)と抱き合わせでツアー販売していますが、PHトラベルではミーソン遺跡のみのツアーが催行。13時にはホテルに戻ってこれるので、そこから自分たちが作った午後の計画を遂行することができます。
PHトラベルは完全プライベートツアー!
通常の混載ツアーの場合、性別、年代とすべてが混ぜこぜ。自分勝手に行動してガイドを困らせる人もいれば、ずっとガイドと会話をして独り占めする参加者だっています。その点PHトラベルは完全プライベートツアー。専用車に載って向かうのは自分たちと日本語堪能のガイドのみ。
ガイドは自分たちのためだけに解説してくれますし、自分たちも誰に気を遣うことなく、ガイドと会話をすることもできます。
ミーソン遺跡観光は日本語ガイドが必須!
ミーソン遺跡とは、2世紀から19世紀まで繁栄していたチャンパ王国と呼ばれる、ベトナムとは異なる独立国家の聖域。彼らは独自の言語を話し、独自の文化を築いていたため、現在もなお未知の部分が多々あり、研究対象となっています。彼らは勢力を移動させる度に聖域を築いたいきましたが、ミーソン遺跡はその中でも最大規模。いまだ発掘調査中で、毎年新たな遺跡が発見されるほど。
そのミーソン遺跡は、ベトナム人にとっては有名ですが、日本人旅行者にとっては、「チャンパ王国ってなに?聞いたことない」という人がほとんどのはず。歴史や遺跡の意味を知って見学するのと、知らないで通り過ぎるのとでは、遺跡を正面に構えたときの感動が違います。
PHトラベルでは、中部出身のツアーガイドが、詳しく、分かりやすくチャンパ王国や遺跡について解説してくれます。ツアーガイド歴10年以上のベテランも多いため、深いところまで知っていますので、ちょっとした疑問も投げかけてみて下さい。
ミーソン遺跡を観光しよう
ミーソン遺跡は複数のブロック(エリア)に分けられていて、それらを順に回ることになりますが、すべてを回ると、それだけで半日かかってしまいます。また、遺跡内は徒歩となるほか日差しも厳しいため、効率よく回るためには見どころを抑える必要があります。
祠堂を回るルートもガイドが教えてくれるので、参加者はついて行けばいいだけ。迫力ある遺跡を思う存分楽しんでいってください。
昼過ぎにホテル。昼食なしも魅力の1つ
ホテルに戻るのは13時前後。昼食はついていないので、このまま解散となります。ツアーが提携しているレストランやローカル食堂に行くこともないので、自分たちで予め決めておいたレストランに行くことができます。短い滞在なのだから、何処で何を食べるかも自分たちで決めたいですよね。そんな旅行者の気持ちに配慮した、ささやかなサービスでもあります。