ベトナム中南部のニャチャンは、ホーチミンから国内線に乗り換えていくことになるため、多くの旅行者はホーチミンに1日程度観光します。ですので、ニャチャンで自由に観光できる時間はおよそ1日半から2日程度。
今回は、その内の半日を使って市内観光を回るというものです。スポットはすべて屋外ですので、暑くならない午前中に回るのがベスト。
9:00~9:30 ポーナガル塔
まず最初に行きたいのはポーナガル塔。沿岸部にかつて王国を築いていたチャンパの遺産です。仏教大国のベトナムにおいて、チャンパ王国はヒンドゥー教。それだけでも、当時はまったく違う文化や政治が築かれていたことが分かりますね。
ポーナガル塔はニャチャン北部。橋を渡ったすぐ左手にある小高い丘。遠くからでも見ることができますし、タクシーの運転手もみんな知っています。市内中心からタクシーで約15分程度で行くことができます。
9:45~10:30 ホンチョン岬
続いては、「ホンチョン岬」へと向かいます。ポーナガル塔からタクシーで10分程度で行くことができます。こちらでは微妙なバランスで浮いているように見える不思議な一枚岩を見ることができます。
この岩石の下で記念撮影をしていきましょう。また、この一枚岩を越えた先は岬になっていて、ちょっと怖いですが見晴らしは抜群パノラマで美しいニャチャンの海を眺めることができます。
ホンチョン岬を楽しんだあとは、岬の入り口にあるホンチョンカフェで少し休憩していきましょう。よくツアー団体がいて混雑していますが、もし席が空いていれば、海側に座ってください。フレッシュジュースやカクテルを飲みながら海を眺めることができます。
ビーチリゾートのニャチャンらしい時間を過ごすことができます。
11:30~12:00 ニャチャン大聖堂
厳かな雰囲気に包まれたゴシック教会。1930年創建の由緒正しきカトリック教会で、市内中心部の丘にあることから、町のシンボル的存在。ミサの時間には聖歌の合唱を拝聴することができ、キリスト教徒以外の観光客も自由に見学することができます。
教会はホンチョン岬からタクシーで20分から30分程度。敷地は広くはないので見学にそれほど時間はかかりません。
12:15~13:00 ダム市場
最後はダム市場。教会からタクシーで10分少々で行くことができます。ダム市場は市内最大の巨大な屋内市場。市場外まで店は続いていて、全部回ろうとすると、それだけで何時間もかかってしまいます。
屋内は一見カオスのように雑多ですが、よくみるとカテゴリー別に店が並んでいることが分かります。観光客も多いため、雑貨や洋服、アクセサリーといったお土産店も多くあります。
市内観光の注意点
市内観光の際は2つほど注意点があります。
1つは天気。御覧のように、市場をのぞくすべてが屋外スポットとなるので、天気が悪いときは別のプランに切り替える必要があります。雨合羽や折り畳み傘を持って観光するのもいいですが、その場合ホンチョン岬は足場が緩く危ないので避けるといいでしょう。
もう1つは、お土産を買えるダム市場は最後に回すこと。ポーナガル塔も教会も丘の上にあるので、重いものを持って歩くのは大変です。
タクシーをチャーターするのがおすすめ
今回紹介した中で、名所の入り口にタクシーが待機しているのはポーナガル塔と教会くらいですので、その都度タクシーを探すよりは、チャーターする方が楽です。スポットはすべて近いので、料金は50万くらいで交渉できるはずです。
ただし、チャーターした際は、必ず2つの注意点を守りましょう。1つは料金は後払い。もし前払いを要求してきたら、別のタクシーを探しましょう。もう1つは、荷物は車の中に置いていかないことです。価値があると判断されたら、そのまま逃げられてしまうこともよくあります。
午前中半日観光を楽しもう
雨季の時期であっても、午前中は晴れるのが普通。雲行きが怪しく、雨が降りやすいのは13時以降となりますので、アウトドアスポットは午前中に回るといいでしょう。