ベトナムの中部都市ホイアンは、ダナン旅行者にとっては日中に散策する世界遺産エリア。午前中から午後過ぎまで旧市街を散策し、博物館や旧家、中華會舘などを見学するのが旅の定番ですね。しかし、ちょっともったいないのが、日が沈むとダナンに帰ってしまう旅行者が非常に多いということ。ホイアンは夜も引き続き楽しむことができます。
そこで、今回はベトナムにおける王道ナイトスポットである、ホイアンの「ナイトマーケット」をご紹介します。
アクセス
場所は旧市街南方。バクダン通りを歩いていると、日本橋付近にトゥボン川を跨いで対岸に架かる「アンホイ橋」があります。夜になると橋全体がライトアップされて絶好の写真撮影のロケーションとなります。
ナイトマーケットが開催されるのは、そのアンホイ橋を渡った先となります。日本橋からは徒歩3分程度で行くことができます。
中部旅行で必ず行きたい!ホイアン・ナイトマーケット
ベトナムには日本のような夜も楽しめる娯楽施設やテーマパークはあまりありません。そこで、現地人や旅行者が決まって夜の時間を楽しむ場所が「ナイトマーケット」となります。
ナイトマーケットでは、数十、時には100を超える屋台が通り沿いにびっしりと並び、観光客だけではなく、現地人も毎回楽しみにしています。子供連れのファミリーやカップルのデートスポットとしてもナイトマーケットは非常に人気です。
ホイアンのナイトマーケットは一味違う!
ベトナムのナイトマーケットといえば、大抵どの屋台も売っているものは全国似通っているのが正直なところ。しかし、ホイアンのナイトマーケットは一味違うことが分かります。
まずは通りを彩る素敵なランタン。昼間は明るいのでどんな色かよくわかりませんが、夜なるとこんなにきれいであることが分かります。ランタンの前ではブライダルフォト撮影をしている現地の新婚夫婦もいるほど。インスタ映えすること間違いありませんね。
もちろんベトナムの定番雑貨も豊富。バラエティーに富んだ、多種に及ぶ手のひら雑貨はまとめ買いでもおすすめできます。
大仏やシクロの置物や、水牛の角を素材にした箸やスプーン、ホイアン伝統工芸の木彫りや陶磁器の調度品。ベトナム人の女性が一つ一つハンドメイドで作り上げた刺繍雑貨、などなど。
雑貨を買うときは、まずは通りを一往復して、値段の相場を知っておきましょう。どこの屋台もだいたい同じものが売っていますが、値段はばらばら。向こうの屋台だと10万ドン(500円)といわれたけれど、こちらの屋台だと4万ドン(200円)だった、なんてことを多々経験することでしょう。
故に値段交渉は必須。どんなに良い人そうに見えたり、たくさん値引きしてくれたとしても、実はまだまだ高値だった、というのが市場での常。価格交渉に慣れてない日本人旅行者は特に高値で買ってしまいがちです。
おいしいグルメ屋台街も
通り沿いにはグルメ屋台だけが並ぶエリアもあります。豚肉や鶏肉の串焼きやチェー、クレープ、フランクフルト、揚げバナナ、ソイガー(おこわ)などが並んでいます。ちょっとしたB級グルメでも、ナイトマーケットという雰囲気の中で食べれば格別の味です。
このナイトマーケットは実は世界遺産のエリアからは外れています。ですので、夜遅くの23時頃まで屋台は営業しています。また、屋台以外にも周辺には宿泊施設をはじめ、遅くまで営業しているレストランやカフェ、ナイトバーなどもあります。
一方ダナンはロン橋や鯉の滝登り像などのライトアップは美観ですが、ナイトマーケットのようなベトナムらしい時間を過ごせるスポットはありません。日中はダナンを観光し、日が落ちてからホイアン観光をはじめるのもいいかもしれませんね。
ホイアンの夜はナイトマーケットに行こう
ホイアン旧市街にもレストランやナイトバーはありますが、22時頃にはすべて閉まってしまいます。一方、アンホイ橋を渡った先にあるナイトマーケットをはじめとする商店は、さらに1時間~3時間ほど遅くまで営業しています。夜の旧市街散策を終えたら、次はナイトマーケットに足を運んでみてはいかがでしょうか。