バンメトートに来た旅行者は、おそらくほとんどの方が一度は訪れるであろう市内のスポット。それが「バンメトート市場」です。2棟からなる巨大なビル型の屋内市場で、その大きさは国内最大級。ホーチミンのベンタイン市場以上のお店が所狭しと並んでいます。
今回はバンメトート市場をご紹介します。
アクセス
バンメトート市場があるのは市内の中心部。バンメトートの心臓部に当たるビクトリーモニュメントから徒歩5分程度。両スポットを繋ぐノーチャンロン通り(No Trang Long)や東西を走るイーユット通り(Y JUT)の交差点に建ち、出入口は複数あるのでどちらから入っても構いません。
2棟からなる大規模市場
バンメトート市場は外国人向けではないので、並んでいる店も現地人向けの洋服店や日用品店といった地域密着型のお店がほとんどです。また、同市場は2棟からなるため、全部を歩いて回るとなると2時間以上かかります。市場内は写真上のように大変混雑していて、ひたすら似たような風景が続くので迷いやすく、またスリも多いとのこと。ポケットに入っている財布には十分気を付けてください。
上着を買おう
バンメトートは標高の高い高原地帯なので、時期によっては肌寒いですし、朝晩は冷え込む日も多くあります。バンメトートの町を歩いていると分かるのですが、現地人の多くは御覧のようなコートやジャケット、トレーナーなど厚手の上着を着こんでいます。日本でも秋冬で着れる厚着も揃っていますし、値段も安め。一着買ってみるのもいいかもしれませんね
食品&食堂エリア
こちらは食堂の様子。食堂と食品エリアは別棟にあります。一見なんの統一性もなく多様なお店が入り乱れていると思いきや、実や洋服やズボン、アクセサリーを売る服飾エリアと食品や調味料など日用品を売るエリアとでは綺麗に区別されているのがベトナムの市場。食堂はたいていの場合食品エリアにあります。
食堂は庶民の味方。市場内の食堂はここで働く従業員も周辺に住む住民もみんなが訪れる人気のエリアです。なによりも安く、そして早く、そして旨い。三拍子そろっています。食堂では10以上のお店がワンフロアに不規則に散らばっていて、自分の食べたい料理を扱っているお店の席に座るだけ。お店を一通り見渡してみましたが、麺類が圧倒的に多かったですね。
もしバンメトート市場でお土産探しをするならば、おすすめがこの食品エリアです。現地人が日ごろ食べるお菓子や、バンメトートの名物である蜂蜜やナッツ類、ドライフルーツは味に失敗がなく、なおかつ日持ちもするのでお土産としても重宝します。ただし品質管理がされていないので値段が安い分、風味は多少損なっていると思った方がいいでしょう。
どこのお店も買うときは量り売りが基本です。ドライフルーツは一種につき200g程度、ナッツ類は250g程度を目安に。ただナッツの中でも名物のマカダミアナッツは一粒が大きいので、食べてみて気に入れば500gから1kgくらい買うのがおすすめです。
外周りにもたくさんの露店が並ぶ
市場の外回りにも御覧のように多くの露店がしのぎを削っています。果物売りが目立ち、また、ブンやフォーといった麺を売る露店も。みなさん日差し避けに三角菅笠のノンラーを被っていて、素朴なベトナム風景が広がっています。数年前にはベトナム最大の投資会社により大型ショッピングセンターが徒歩圏内にオープンしました。しかし、以前として庶民の普段の買い物先はここバンメトート市場。時代の流れを感じないのはバンメトートならではです。
外回りの店は夜まで続く
普通、ベトナムの露店が活気だつのは朝の中でも早朝のみ。昼前にはどこのお店も畳んでいます。しかし、バンメトート市場周辺は御覧のように夜遅くまで夜店が開いています。理由はいくつかあるでしょうが、「外でも過ごしやすい気温」、「冷蔵庫を持つ庶民が少ないため、朝と晩1日2回買い物する人が多い」などが挙げられます。
一度は歩くべきバンメトート市場
外国人目線だと、なかなか味のある雰囲気が漂うバンメトート市場。また、近くにはナイトマーケットといえるかは分かりませんが、夜店も散らばっているので、散歩がてら市場周りも歩いてみてください。