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マストで行くべき!ダラットの一押しスポット5選

ベトナムの中南部高原地帯ダラット。近年は日本人旅行者の間でも噂される地になってきました。ダラットの中心市街地はそれほど大きくはありませんが、外国人が立ち寄る名所の多くは町の外れにあるため、1泊や2泊程度の短期滞在であればすべて回るのは厳しいといえます。

そこで、今回は筆者が厳選したマストで行ってほしいダラットの観光スポットを5つご紹介したいと思います。

1、ダラット駅&チャイマット村の散歩

ダラット駅のディーゼル機関車

中心市街地(ダラット市場周辺)からバイクやタクシーでスアンフーン湖に沿って西方に進んでいくと見えてくるのが「ダラット駅」です。一昔前までは現地人の移動インフラとして利用されていましたが、現在は隣町のチャイマット村の1区間を繋ぐ観光インフラのみ利用されています。ダラット駅はフランス人によって設計されたので、駅舎は西洋風です。また、列車は電車ではなくディーゼル。ソ連製がいまでも動いています。

チャイマット村の市場

ディーゼル機関車に乗ってチャイマット村へ向かう道中は風景と車内の様子を楽しんでいってほしいところ。草木が生い茂る田舎らしい家屋が並び、その傍に広がる田園風景は果てしない広さを感じることができます。チャイマット村に着いたら、約40分間(帰りの列車が出発する時間)村内を刊行することができます。村一番の寺院は非常に華やかですし、村の様子は素朴でベトナムらしさを実感できます。

2、ダラット市場周辺ナイトマーケットで夜を楽しむ

ナイトマーケットの様子

続いてご紹介するのはナイトマーケットです。毎夜ダラット市場周辺で18時前後から開催され、その賑わいは深夜まで続きます。マーケットは市場からスアンフーン湖に続くグエンティミンカイ通りまで続き、夜店の数は数百に及びます。特に扱う商品によって区分けはされていませんが、市場裏はジーンズやジャンパー、サンダルといった服飾を売る店が多かったり、グエンティミンカイ通り沿いの右側は花屋やお土産雑貨店、左側は屋台食堂が多いなど一定の偏りはあります。

サンダル売りの露店

ナイトマーケット散策の注意点としては、夜のダラットは非常に冷え込むということ。ホーチミン観光のついでに立ち寄った方の中には、半袖短パンといった格好で来る方も多いですが、夜はとてもではありませんが堪えられません。現地人を見ても長袖にジャンパーも着こんでいる始末。もし洋服がないのであればここで買っていくのもいいでしょう。

3、愛の盆地とダティエン湖で憩いの時間を

愛の盆地にて

ダラットの中心部から車で20分ほど北上したところにあるのが「愛の盆地とダティエン湖」。外国人旅行者の多くが訪れて、評判も上々。愛の盆地という名称からも想像できるように、敷地内には愛を象ったモニュメントや建物がたくさんあります。また、子供が楽しめるゴーカートやアーチェリーといったミニゲームもあるので、ファミリーでも楽しむことができます。ただ、日中は日差しが厳しい上、愛の盆地は斜面にできているため長く歩くとちょっと疲れます。このあとダティエン湖へ向かうことも考えて楽しんでいってください。

ダティエン湖にて

愛の盆地を奥に進むと、傾斜の急な斜面があります。ゆっくりと下って行くと、その先に見えるのがダティエン湖です。ここで愛を誓った方は成就すると言われていて、傍では願い事を短冊に書いて木にひっかける遊びができます。また、いつもではありませんが白馬に乗って湖畔を散歩することもできます。筆者のおすすめはスワンボート。大自然に囲まれた湖で時間も忘れるひと時を過ごすことができます。

4、ランビアン山で少数民族の民芸品を買う

ランビアン山。麓へ向かう道中にて

ランビアン山はダラット市場から車で30分から40分ほどで行くことができる観光名所の一つ。麓まではジープか徒歩で行くことができます。この山はトレッキングができる山としても知られていて、日本人の登山家の間でも注目されています。ただ、麓までは誰もが気軽に行けますが、それより上は整備されていないので上級者向けとなります。

彼らの作る民芸品は質の高い

山の麓では少数民族のコホー族が民芸品を売ってくれます。コホー族が創世神話がこのランビアン山にあるため、彼らにとっては母なる山。また、ランビアン山へ行く道中にはコホー族が暮らす小さな村があります。中に入ることも一応できますが、あまりカメラを向けない方が無難です。ランビアン山へはツアーバスで行くか、バイクをレンタルして行くかのいずれかとなりますが、道中は道しるべがありませんし、グーグルマップも頼りになりませんので、ツアーで行くのがおすすめです。

5、ブルーウォーターレストランで素敵なブレイクタイムを

ブルーウォーターレストランにて

最後はこちら「ブルーウォーターレストラン」。ドリンクのみのカフェとしての利用も可能。スアンフーン湖の湖畔に面して建ち、傍には同じく観光名所のダラット市ガーデンあります。店は屋内席と外があり、晴れた日はもちろん外の席を確保したいところです。紫のパラソルが並び、西洋とアジアが融合した静かな雰囲気を満喫することができます。

ホーチミンでは見られない景色に癒される

おすすめの時間帯は夕暮れ時。夕日に染まるスアンフーン湖を眺めながら、コーヒーブレイクをとってみるのはいかがでしょうか。また、観光客向けに鹿肉や猪肉、ウサギ肉といったダラットの名物もメニューにありますので、小腹が空いたときはこちらも食べてみてください。ダラットの中心市街地にはお洒落なカフェがいくつもありますが、こちらのお店は観光客に一番人気といっていいでしょう。滞在中一度は訪れてほしいカフェレストランです。

おすすめ観光プラン

今回紹介した5つの名所をすべて回るには最低でも一日半くらいの時間が必要です。朝にホーチミンを出発した場合、夕方前に到着するので、その日はブルーウォーターレストランとナイトマーケットくらいしか楽しめないかもしれません。翌日は朝早くから愛の盆地とダティエン湖、そしてダラット駅&チャイマット村。午後にランビアン山へ行くのがいいでしょう。その後夜行バスでホーチミンへ戻るのもいいですが、さらにもう一泊して二泊三日にすると、旅に余裕が出てくるでしょう。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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