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スパで満足度アップ!事前に知っておくと不快な思いをしない5つのこと

ベトナムやタイ、インドネシアといった東南アジアでは、物価安からスパ&マッサージが女性に人気です。エスニックな香りが町に漂う東南アジアでスパを楽しむのは、女性にとっては非常に楽しみの一つとなりますね。

しかし、なんの事前情報もないままスパへ行くと、「こんなはずじゃなかった」、「えっ!そういうシステムなの?」と残念に感じることもきっとあるでしょう。今回は、現地で不満に思わないために今のうちから知っておくべき5つのことをご紹介したいと思います。

格安料金にご用心

1000円を切るスパも多い

贅沢旅行ならいいのですが、予算を気にする学生や貧乏旅行を決行している旅行者は、少しでも安いスパやマッサージ店を見つけたいところですね。しかし、安かろう悪かろうがまかり通るベトナム。安ければ安いなりに理由があると思っていいでしょう。

例えば、「セラピストが左手でマッサージをやりながら、右手でスマホを弄っていた」、「日本円で600円くらいの安いマッサージに行ったら、セラピストに約1000円のチップをしつこく請求された。基本料金よりチップが高いって......」

といったように、安いお店では、セラピストも田舎から出てきたような低賃金で雇えるセラピストを雇っているので、お店側の教育面に関して問題が目立つようです。もし格安のお店を利用するのであれば、この程度のサービスだということを理解してから入りましょう。

店のランクによってチップが変わる

低価格でジャグジーを受けられるところも多い

ベトナムではチップの概念は欧米とは異なります。欧米では料金に対して何%チップを支払うべきというのが通常ですが、ベトナムの場合はお店のランクによって相場が異なります。例えばスパマッサージ店では、基本料金にチップが含まれていない限り、セラピストに別途支払うことが暗黙の了解となっています。

基本料金が2000円以下で受けられる低級~中級マッサージ店であれば、セラピストに渡すチップは5万ドン程度がちょうどいいでしょう。それよりも高く渡すと、「日本人はたくさんもらえる」と勘違いしてしまい、のちのお客さんに高額のチップを要求するようになるので、なるべく避けてください。一方2000円以上の高級スパマッサージ店であれば、一律10万ドンを渡してあげると喜んでくれます。また、格安のお店であっても、2時間以上のパッケージメニューの場合も労力を考慮して10万ドンわたしてあげると親切です。「料金の〇%」ではないことは絶対に覚えておかないと、チップのバランスが崩れてしまいます

予約は直前に確認を

プール付きのビラ風のスパ。ホーチミンに多い

多くのスパでは、予約をすると無料で送迎サービス(主にピックアップ)を受けられます。地理感覚に疎い旅行者にとっては非常にありがたいサービスで、宿泊ホテルだけではなく、レストランやカフェなど、現在地の住所が分かるところであれば、どこでも迎えに来てくれます。しかし、予約にあたっては、スパ側はパソコンでデータ管理するようなハイテクなところはなく、基本は手書きで帳簿管理するだけです。なので、記載するのを忘れてしまったり、帳簿をスタッフが確認しなかったりした場合は、いくら待っても迎えに来てもらえない事態も想定されます。

旅行者の中にはベトナム旅行が待ち遠しく、張り切りすぎて2か月も3か月も前から予約する人が多くいます。もちろんそれも歓迎なのですが、一か月以上前に予約した方は、直前の数日前にもう一度予約の確認をするのが確実でしょう。

高級店は税金もかなりかかることを理解する

洗練された空間で極上の時間を

基本ドンコイエリアやホアンキエム湖周辺にあるような独立型のスパやマッサージ店では、税金は基本料金に含まれているので、メニュー料金プラスチップが総額となります。しかし、ホテル内に併設しているスパや、レストランと複合している大型施設、プール付きの高級ビラといった一部のラグジュアリースパでは、別途料金に税金がかかります。

ベトナムではVATと呼ばれる付加価値税が消費税の役目をしていて、これがまず10%加算されます。続いてサービスチャージ。こちらは5~15%とお店によって異なります。最大約25%の税が加算されるのは、少々誤算という旅行者もいるでしょう。例えば200万ドン(約1万円)のスパコースを受けた場合は税が加算されると最大250万ドン+10万ドン(チップ)=260万ドンの支払いとなります。50万ドンといえば、町の中心にある高級レストランで2人分のおいしいベトナム料理を食べられる予算なので、かなりのものです。スパを満喫したあとのお会計でどん底に落とされないように、あらかじめ理解しておきましょう。

マッサージ店の2つの注意事項

健全なマッサージ店はやはり雰囲気が違う

(1)男性セラピストがいるお店もある

マッサージ店の中には、男性セラピストがいるお店もあります。基本男性セラピストがいるお店は、指圧やタイ式マッサージなど強い圧力が必要なメニューをメインにしているお店ですが、時折、オイルマッサージやフェイシャルマッサージでも男性セラピストが担当する場合もあります。「指圧は仕方ないけれど、さすがにオイルマッサージはちょっと......」という人は女性も男性も多いはず。気になる人は、レセプションでメニューを選ぶさいに必ず聞いておくべき質問でしょう。

(2)怪しいお店に入ってしまうことも

ベトナムではマッサージ店の中には売春を斡旋する隠れた風俗店も多くあります。外観は格安マッサージなので、まちがって入ってしまう若い女性やカップルも多いようです。怪しいお店の特徴としては、「大きな看板でmassageと書いてある」、「安いホテル内にあるマッサージ」など。不快な思いをしたくない方は、外観もある程度格式を保ったお店を選ぶといいでしょう。

スパ目的ならホーチミンがおすすめ

スパを目的の中心とした旅行をお考えであれば、ホーチミンがおすすめです。ホーチミンは市内中心のドンコイエリア、ベンタイン市場周辺など徒歩での移動が可能な範囲にスパがたくさん点在しています。マッサージ、スパ、エステと三種を梯子する旅も面白いかもしれませんね。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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