2区のタオディエン地区は、在住欧米人が暮らす西洋の町並みが印象のエリア。観光エリアとしても近年頭角をあらわしてきて、ガイドブックなどには『ホーチミンのリゾートエリア』、『プチパリを感じる』などといったPRを見かけます。今回はタオディエン地区内の旅行者おすすめのレストラン、「タオディエンビレッジ内のレストラン」をご紹介します。
アクセス
場所はタオディエン地区の北部、サイゴン川沿いに建つ複合施設「タオディエン・ビレッジ」です。敷地内にはホテル、レストラン、スパが併設していて、どこの施設もすべてがリバービュー。プチパリながらもベトナムを感じることができる絶好のロケーションです。
今回紹介するのはレストランの方ですが、スパはガイドブックによく紹介されている人気の「スパ・オーセンティック」。またホテルは白亜のプールつきヴィラ。ホーチミンの大都会でリゾートを感じたい方は、ここに滞在されるのもいいでしょう。
芝生の広がる敷地内
敷地内に入ると、まず来る客を待っているのは緑豊かな芝生。親切な従業員が道を案内してくれます。席はほぼオープンエア席なので日中は暑いのがネックですが、屋根付きのテーブル席は日陰と風で気温は和らいでいます。
屋内席はスコール時に利用しよう
敷地内には屋内部屋もあります。しかし、こちらはどちらかというとシンプルな内装。タオディエンビレッジの特徴はサイゴン川を眺めての食事となるので、できれば外に出たいところです。ただし、雨季の時期は突然のスコールに見舞われることもありますので、そのときはこちらの席を利用するようにしましょう。
屋根付きのオープンエア
こちらは屋根付きのオープン席。竹で編まれた丈夫なテーブルチェアは南国を感じると同時に、ベトナムを象徴するエスニック巣材。腰を下ろしてゆっくりと常夏の時間に浸ることができます。昼時は現地在住の外国人や旅行者も多く訪れるので、いい席を確保したい方は早めに行くか、時間をずらすことがおすすめです。
基本は屋根があるので雨が降っても大丈夫ですが、激しいスコールの場合は雨風が中に入り込むこともあります。その場合は屋内席に移動することもできます。
サイゴン川を眺めてとる食事は格別
こちらは絶好のロケーションであるリバービュー席。一番人気の席で、特に川に面しているテーブル席はいつきても満席です。タオディエンビレッジは2区の目抜き通りであるタオディエン通りをさらに北上した場所なので、周辺に旅行者が行くお店はほとんどありません。そのかわり近くには高級マンションが建ち並ぶため、そこに住むセレブティックな欧米人客がここをよく利用します。
雄大なサイゴン川
ホーチミンの象徴でもあるサイゴン川は、南ベトナムにおける水運の拠点として、古くからサイゴンの傍らにありました。南シナ海と合流するため、港湾地帯では現在でも多くの海運事業の船舶を見ることができます。また、2区には大規模の港湾があり、フェリーも停泊しています。隣町のドンナイ省やバリア・ブンタウ省まで運んでくれます。
そのサイゴン川を眺めながらとる食事は、ベトナムらしさもあって格別の味です。メニューはベトナム料理だけではなくイタリアンやアジアン料理など多国籍に富んでいます。特にベトナム料理を注文する必要もありません。食べたい料理を食べたいだけ頼むようにしましょう。
予算は一品15万ドン~30万ドン。価格はリゾートエリアなので多少高めの設定ですが、雰囲気もさることながら一流シェフが作る料理はどれもほかの店とは一線を画します。
ピザサーモン:18万5000ドン
パンナコッタ:10万5000ドン
突然のスコールも......
南部ホーチミンはケッペン気候区分でいうと、サバナ気候に属します。いわゆる常夏の典型的な気候で、1年を通して乾季と雨季に分かれるものの、年中蒸し暑い日が続きます。雨季は5月頃から徐々にはいり、12月まで続きます。
もし雨季の時期にホーチミンへ来たら、滞在中何度かはスコールに見舞われることもあるでしょう。しかし、それも南国の魅力ではないでしょうか。雨がやむ数十分の間は、焦らずゆっくりと時間を過ごしてください。
半日過ごすプランはいかが
ホテルに滞在しなくとも、こちらのレストランと隣接しているスパを利用してみるのはどうでしょうか。パッケージで数時間スパを楽しんでお腹が空いたあとに足を運んでみてはいかがでしょうか。半日ほどはここでリゾート気分を費やすことができるでしょう。
<DATA>
名称:タオディエンビレッジ(Thao Dien Village)
住所: 189-197, 197/1 Nguyen Van Huong St.Dist.2
営業時間:7:00~22:30