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ホーチミンの定番ナイトマーケットはベンタイン市場で決まり!

ベトナムで必ず押さえておきたいナイトスポットの一つが「ナイトマーケット」。ベトナム全国の町で必ず一つか二つはナイトマーケットがありますが、ホーチミン旅行客にとっては、今回紹介するベンタイン市場の外周がおすすめ。

日中の疲労もあるかと思いますが、なんとかホテルを抜け出し、ショッピングへナイトマーケットに向かってみてください。きっと疲れなんて忘れて、ベトナムの夜にすっぽりと嵌ることかと思います。

毎夜開催のナイトマーケット

東南アジアでは定番のナイトスポット

昼間は、買い物のメッカとも言われているベンタイン市場に大勢の人が集まり、賑わいを見せますが、夜のナイトマーケットは、少し変わった雰囲気を楽しむことができます。

ナイトマーケットは場所によっては週末限定のウィークエンドマーケットだったりしますが、こちらは嬉しいことに毎夜の開催。時間は18時半頃からぽつぽつとテントが建ち並ぶようになり、19時半から20時くらいにはすべてのお店が開き、行き交う観光客で賑わっています。

ベンタイン市場はすでに閉館しているので、中には入れないので注意してください。

テントが数十並ぶ

ナイトマーケットで心配しなければならないのが「雨」。テントは屋根つきなので突然雨が降っても問題ありませんが、店内は狭いので雨宿りも困難です。折り畳み傘か、雨合羽を持参するといいでしょう。

雑貨を漁って土産物選び

夜は気温が低くなるので、落ち着いて買い物できる

ベンタイン市場の外周で行われるナイトマーケットの楽しみ方といえば、裸電球が小さな明かりを落とすテントを一つずつ回って、お気に入りの雑貨を探し、値切りお得に手に入れること。特にキュートな雑貨に目がない女性は、それ目的でホーチミン旅行を計画している方も少なくないはず。雑貨ショップはドンコイエリアを中心にたくさん並んでいますが、これを巡っていると、1日はすぐに終わってしまい、どこにも行けなくなってしまう可能性が危惧されます。ですので、「日中は博物館や郊外旅行。ホーチミン土産の買い物はナイトマーケットで!」と決めてもいいかもしれませんね。

洋服は15万ドンからが相場

洋服を買いたい方は、ワンサイズ大きめを選ぶのがおすすめ。すべてではありませんが、ベトナミーズサイズは日本人が普段来ているサイズとは少し違っていることがあるので注意が必要模様です。また、値段交渉は当然必須。洋服は置物系の雑貨と比べて値が張りますし、日本人をはじめとした外国人旅行客は相場が分からないので、「日本と比べると安いね」とついつい高値で買ってしまいがちです。予めベンタイン市場の相場観を調べておくといいでしょう。

また、こちらのナイトマーケットでは、外国人旅行客用に既製品のアオザイを売っているところもあります。店によっては簡易の試着室を作ってくれるところもあります。ただし、アオザイは本来オーダーメイドで作るものなので、既製品はサイズが合わない場合が多々ありますが、旅行時に気軽に購入できることもあって非常に人気が高いアイテムの一つです。

ベンタイン市場周辺の屋台も繁盛

サトウキビジュース。ベトナム定番の屋台ドリンク

屋台のB級グルメを食べ歩きたい方もご安心ください。ベンタイン市場周辺には写真のような小さな屋台も多数出没しています。決まって見かけるのは、「ヌックミア」と呼ばれるサトウキビをカボスと一緒につぶしたジュース。サトウキビの甘さとカボスのさっぱりとした酸味が効いて、日本人の舌にも合い、非常に飲みやすい味となっています。その他には「ソイ」というもち米も定番。いずれも100円しないで買えるので、ホテルに持ち帰って夜食にするのもいいでしょう。

屋台食堂で1日を締めくくる

売り子も威勢がいい

ナイトマーケットの目玉となるのがこちら。ベンタイン市場周辺エリアには、毎夜大きな屋台食堂が営業しています。こちらも外国人旅行客向けですね。他の地元密着のナイトマーケットでは、このような食堂型の屋台はまず見かけません。この屋台の最大の特徴は、「ベトナム料理からシーフード料理まであらかた揃っている」ということ。

現地人も含めて毎夜多くの人で賑わう

食堂ではベトナム料理の王道である麺料理から、バインセオ、生春巻き、揚げ春巻き、鍋まですべてが揃っています。値段は観光客価格なのは否めませんが、レストランで食べるよりかは若干安め。雰囲気も南国らしくて非常にいいので、滞在中一度はここで食事をとりたいものです。そのときは、ホーチミン名物の「333」ビールも忘れずにオーダーしてください。

香ばしい匂いが漂う

シーフードは貝、魚、海老、カニ、牡蠣などが揃っています。どれもベトナムで定番の調理法はタマリンドで和える一品。多少酸味のクセはありますが、慣れてしまうと病みつきになるおいしさがあります。

注意点は貝料理。日本ではそう頻繁に食べるものではないので、ついついたくさん食べてしまいがち。しかし、貝はベトナム人もたくさん食べればお腹を壊してしまうので、みなさんは特に注意する必要があります。

南国旅行の魅力を感じる瞬間

魚介や海老、カニなどはマーケットプライスも多いので気を付けたいところ。「ベトナムだし、多少高くても問題ないだろ」と高をくくっていると、ビルを見てびっくりすることになるかもしれません。

沿岸地域ならまだしも、ホーチミンには海がありませんので、安く済むわけがありません。もちろん日本と比べると安いかもしれませんが、必ずkg単位の値段を訊くようにしましょう。

ホーチミンの夜はここで決定

ホーチミン旅行で、「夜はどこに行こうか」とあれこれ探している方も多いかと思いますが、とりあえず1日の夜はここ、ベンタイン市場に決定してみてはいかがでしょうか。徒歩圏内には深夜まで営業している高級バーなどもありますので、ピークとなる21時以降は、場所を移してもいいでしょう。南国旅行の思い出を彩る鉄板スポットとして、是非候補に入れておいてください。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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