ベトナムの避暑地といえば、まず思いつくのが「ダラット」。標高1400mで形成された町は、ホーチミンともハノイとも似つかない独特の雰囲気が漂っています。ダラット旅行では、勝手気ままな旅がおすすめ。オプショナルツアーもほとんどありませんので、自分で好きなところへ好きなだけ行く、そんな旅を楽しんでみてください。今回は、ダラットの郊外に位置する観光スポット、「プレン滝」を紹介します。
アクセス
プレン滝はダラット市街地から車でひたすら南下した山の麓に位置しています。途中のトゥイェンラム湖まではケーブルカーで行くこともできますが、湖周辺にタクシーはないので、徒歩を覚悟しなければなりません。おすすめはタクシーをチャーターするか、バイクをレンタルするか。市街地からプレン滝までは、30分程度の距離となります。
自然派テーマパーク「プレン滝」
プレン滝の敷地内は自然の織り成すテーマパークといったところ。入口傍からケーブルカーで滝まで行くことができますが、歩いてもそれほどの距離があるわけではありません。澄んだ空気とマイナスイオンを感受しながら、プレン滝までの道を散歩しましょう。
敷地内のケーブルカーでプレン滝まで行ったら、吊り橋を渡って降ります。かなり不安定で、歩くだけで左右に大きく揺れます。安全が保証されているわけではないので、大柄な方や、小さなお子さんは回り道をして敬遠するのもいいでしょう。落ちても死にはしませんが、シャレになりませんので......。
民族衣装で敷地内を歩く
敷地内には小さなロッジがあり、そこで民族衣装を試着することができます。試着したら、別途料金を払ってカメラマンに写真撮影をしてもらうこともできますし、衣装を着たまま敷地内を散歩することもできます。
民族衣装はアオザイではなく、冠婚葬祭に着用する昔ながらの衣装で、日本の和服に似ています。
豪快なプレン滝を鑑賞
入口から10分ほど下ると、滝の水打つ音が聞こえてきます。自然が織り成す高さ数メートルの切り立った断崖から、大量の水が轟音をたてて水面を打ち付けている様子は圧巻の一言。
規模はそれほど大きくはありませんが、ダラット観光の名物スポットとして十分楽しむことができるはずです。
プレン滝は見どころは、写真上のように、木造の歩道が滝の裏まで続いていることです。ただし、滝に近づくにつれて水しぶきを浴びることになるほか、足場は木造なので、腐敗していて脆くなっている箇所もあります。
動物と戯れる
滝を越えて、さらに敷地奥へ歩くと、ロープに繋がれたラクダをみることができます。このラクダには4万ドン程度で乗ることができます。二つのこぶの間に跨って、ゆっくりとその場を一周か二周。記念撮影もお忘れないように。
続いての動物はダチョウ。ベトナムではダチョウ肉も食べるほどポピュラー。ダチョウに乗って柵内を回ることができますが、ご存じの通り、ダチョウはかなり狂暴な動物。しっかりと手綱を握っていないと、簡単に振り落とされてしまいます。そこらへんの安全管理は一切ありませんので、注意してください。
東南アジアといえばこれ!
そして、最後はこちら「ゾウ乗り体験」です。
ゾウと言えばタイをイメージする人も多いでしょうが、ベトナムでも野生のゾウは多く生息しています。
ゾウ乗り体験は2タイプあり、1つはダチョウと同じように柵の中を回るもの。もう1つは、写真上のように、柵から外れて自然の中を周遊するコースです。
後者ではオプションとして写真撮影および、動画撮影サービスがあります。値段は若干高いですが、ダラット旅行の記念にいかがでしょか。
<DATA>
名称:プレン滝(Thac Prenn)
住所:Thac Prenn. Da Lat
営業時間:5:00〜17:00