ホーチミン市の1区中心にある「動植物公園」。動物園と植物園双方楽しめることから名づけられていますが、基本は動物園色が濃いです。ベトナムの動物園の特徴は、「人と動物との距離が近い」こと。手で触れられる距離まで動物が近寄ってくることもあります。
また、ゾウやキリンといった大型動物だけに留まらず、絶滅が危惧されている動物もいます。子供連れのファミリーに最適な観光スポットです。
タクシーですぐに到着
ホーチミン観光の中心地に建つ聖母マリア教会。その裏手を横切るレーユアン通りを、統一会堂とは逆方向へ進んだ突き当りとなります。歩いても行けなくはないですが、日中は日差しも厳しいので、タクシーで行くことをおすすめします。ワンメーターで行けるかと思います。
動植物公園の歩き方
小さなお子さんがいるファミリーであれば、電車に乗って園内を回ってみてはいかがでしょうか。乗って楽しめ、見て楽しめと一石二鳥です。
園内は緑に覆われたのどかな雰囲気。中央に位置する噴水周辺は芝生になっていて、カップルやファミリーがお弁当を食べていたりします。また、小学校の遠足で来た子供たちが無邪気に駆け回る姿もほのぼのとします。
レストランはありませんが、ベトナム流で昼食を
園内にはレストランのような飲食ができる施設はありません。その代わりに、随所に写真上のような屋台があり、そこで軽食を取ることができます。
食べ歩きはもちろんのこと、屋台の周りにはプラスティックのテーブルとイスが置いてあるので、そこに座って食べることも可能。
売っているものは、簡単な串焼きやお菓子をはじめ、麺料理のブンやミーなど。屋台料理が一通り揃っています。
動物と触れ合う
園内入口を出て直進すると、まず右手に見えるのが大きなゾウ。このゾウをひとしきり愛でてから、右回りに歩きましょう。ゾウはここでも子供たちに大人気です。
続いてダチョウ。ダチョウはベトナムではダチョウ乗り体験ができるアトラクションの一つとして定番。ここではダチョウ乗り体験はできないのが残念ですが......。ちなみに、ダチョウ肉が食べられるレストランもあります。
キリンも動物園の王道。緑葉をゆっくりと食む光景に癒されてください。
放し飼いの動物も
こちらはチンパンジー。実は、筆者とチンパンジーの間には柵もなければ塀も堀もありません。幅狭い小川を挟んでいるだけです。
しかし、どのように教育しているかは分かりませんが、こちらのエリアに入ってくる気配は一向になく、木の枝に手をかけて、素早くジャンプして遊んでいます。
もちろん鎖で繋がれてもいません。
世界が注目するホワイトタイガー
ガラス越しに見れるこちらの動物は、ホワイトタイガー。世界に約250頭ほどしかいない希少種で、絶滅が危惧されています。
動植物公園で最も注目したい動物です。ちなみに、2015年7月に、ホワイトタイガーの赤ちゃんが生まれて、その赤ちゃんと写真撮影ができると当時は話題になりました。
現在もすくすくと育っていて、居丈高に大きな唸りを上げる日もそう遠くはない様子です。
旅のアクセントとして訪れたい
ホーチミン観光の中心となるのが博物館と買い物巡り。いずれも滞在時間すべてを費やすのは、いささか味気ない気もします。
少しだけアウトドア観光をしたいと感じたときに、訪れてみてはいかがでしょうか。ちなみに、歴史博物館が隣にありますので、こちらも是非立ち寄ってください。