日本人旅行者に人気の高いベトナム中部のダナン&ホイアン旅行。今回はホイアンに焦点をあてて、雨季の期間および雨の日の当日の過ごし方や注意点を紹介します。
ベトナム中部ホイアンの雨季はいつ?
ダナン&ホイアンのあるベトナム中部地方が日本人旅行者に人気の理由の1つが「南北と気候が異なる」ことです。北部ハノイと南部ホーチミンは5月~11月が雨季、12月~4月が乾季とされています。
一方で中部ダナン&ホイアンは9月~2月が雨季、3月~8月が乾季となります(8月から雨季入りする場合もあり)。ゴールデンウィーク期間やお盆といった大型連休は、ハノイとホーチミンは雨季に入っていますが、中部ダナンは依然として乾季が続いています。
また、9月から雨季入りしますが、依然として気温は高いので、9月一杯までは雨が降らない時間を見計らって海水浴も可能です。
ホイアンで雨が降りやすい時間帯はある?
雨季といっても毎日何ときであっても雨が降っているわけではもちろんありません。降水日数は以下の通りです。
8月:14日
9月:17日
10月:18.5日
11月:16日
12月:17日
1月:14日
となります。年によって12月と1月の降水日数は半分以下になることもあります。
また、雨が降りやすい時間帯は早朝と昼過ぎ、夜遅くの3つ。その中でも旅行者が雨に遭遇する可能性が高いのは日中です。お昼すぎから夕方にかけて一時的に雨降りにあうかもしれません。
ホイアン名物「ナイトマーケット」は雨季(雨の日)は楽しめる?
ホイアン観光の楽しみの一つが名物となる「ナイトマーケット」です。旧市街に架かるアンホイ橋の向こうにあり、世界遺産から外れているため、夜遅くまで営業しているのが特徴です。
雨季の期間中や当日の朝・日中に雨が降っていたとしても、ナイトマーケットが開催される19~23時頃の時間帯は、それほど雨の心配はなく仮に降っても30分前後で止むことがほとんどです。
雨季であってもナイトマーケットは通常通り満喫できると考えてください。
雨季期間のベトナム中部旅行は「ホイアン近郊のホテルに泊まる」のがポイント
ベトナム中部旅行者のほとんどはダナン市内のホテルに宿泊することになりますが、雨季の期間中に旅行を計画している人は、ダナンよりホイアンが利便性高くておすすめです。
ホイアンのホテルに滞在できれば、旧市街散策中に豪雨がやってきた場合、ホテルにいったん戻るという選択肢ができます。ホイアン旧市街のお店は玄関や窓が開け放たれているため、エアコンがありません。雨の最中は湿度が高いため、じめじめした店内で雨宿りすることになります。
ホイアンのホテルは旧市街から徒歩圏内、ナイトマーケット周辺、またはクアダイビーチorアンバンビーチ周辺で探すことができます。いずれも4つ星、5つ星ホテルが揃っているので、予算や雰囲気、ホテル設備で選ぶのがいいでしょう。
ホテルによってはスパや料理教室、フィットネスジムなど室内サービスが充実しているところがあるので、半日以上ホテルで過ごすことも十分可能です。
ホイアンの雨季10月と11月の旅行と雨の日の過ごし方
ホイアンの雨季期間中の中でも10月と11月は例年台風シーズンとなり、大型台風が中部ダナン&ホイアンを通過します。ホイアン旧市街は排水処理が悪いため、豪雨になると道路が冠水してしまい、旅行者は思ったように観光ができなくなります。
そのため、この10月と11月の期間中は、台風情報をよく確認して、もし台風が来ている場合は旅先を変えるのが現実的と言えるかもしれません。
ホイアンの雨季はおすすめできる?オフシーズンだから安く行ける!
ホイアンの雨季の期間はオフシーズンとなるため、現地観光には工夫が必要なものの、航空券やホテルは安く手配が可能です。航空会社は期間限定のセールやフラッシュセールを実施する可能性があるほか、現地のホテルは4つ星・5つ星といった高級ホテルでも割安で宿泊が可能です。
人気のスパやレストランも人込みにうんざりすることはないです。さすがに旧市街は賑わいますが、それでもハイシーズンを比べると圧倒的に観光しやすい時期と言えるでしょう。
まとめ:雨季のホイアン旅行は工夫次第で「安く」、「満足度が高い」観光が可能
今回は雨季のホイアン現地事情を紹介しました。事前に計画を練っておくことで、安く満足度の高い観光ができます。9月は連休もあるため、この時期にベトナム旅行を考えている人も多いでしょう。ハノイとホーチミンは雨季真っ只中なので、是非ベトナム中部ホイアンを旅先に決めてみてください。