ベトナムの中部ダナン旅行者が必ず立ち寄る世界遺産「ホイアン」。昨今はホイアンでも海水浴やテーマパークがオープンして外国人旅行者で賑わいを見せていますが、それでも観光野中心は旧市街を求めている人も多いです。
そこで、今回はホイアン旧市街に焦点を当てたモデルコースを紹介します。
13:00~15:30:ホイアンの中心「チャンフー通り」を歩く
ホイアン観光の拠点となる日本橋の目の前を東に一直線に通る道は「チャンフー通り」となり、世界遺産指定の旧家や寺院を見ることができます。
日本文化も取り入れている「フーンフンの家」
日本橋からチャンフー通りを歩いて最初に見えるのが「フーンフンの家(進記家)」です。ベトナム・日本・中国の3か国の建築様式を取り入れた交易時代の遺産。屋根などの骨組みは日本の京都の伝統建築を参考にして建造されています。
福建会館
福建会館は中華を感じる寺院。敷地内には漁業と航海の神である天后聖母が祭られていて、その他にも屏風など見どころがあります。ホイアン旧市街には他にはこの手の寺院が多々ありますので、もし気になる方は他も回るのも良いでしょう。
また、厳密にいうとこちらは寺院ではなく会館。中国福建省の人がホイアンに暮らす中国人のために開いたもので、中国人が集まりここでお茶会をしていたようです。
貿易陶磁博物館
貿易陶磁博物館は別名シルクロード博物館を言われ、ホイアン近郊で沈没した交易船から引き揚げたものや、周辺から出土した遺産を展示しています。江戸時代初期、当時は日本も積極的に朱印船をホイアンに派遣して交易を図っており、徳川家康の次代からはじまった鎖国時代まで続いていました。
ホイアン市場
ホイアン市場はチャンフー通りの端にある大型屋内市場となります。この周辺から世界遺産ではなくなるため、ホイアンに住む現地人の往来が多くなったり、旅行者向けの安ホテルも並んできます。
ホイアン市場は生鮮食品と日用品、服飾エリアに分かれていて、食べ物類と魚介類は外回りにて露店が並びます。早朝はトゥボン川沿いで魚市が開催されていて、こちらも異国情緒感じる風景となります。
15:45~17:00:遅めの食事は「ホイアン3大料理」を食べよう!
ホイアンに来たら必ず食べたい3大名物が「カオラウ・ホワイトローズ・揚げワンタン」です。これにコムガー(チキンライス)とミークワンを含めて5大料理と言ったりもしますが、後ろの2つはダナンでも食べることができます。
ホイアン旧市街には数多くのレストランがあり、そのほとんどでホイアン3大名物がメニューにあります。お店によって見た目や味も異なるので、気に入った料理は他のお店を梯子して食べ比べしてみるのもいいかもしれません。
都合上遅めの食事となりますが、ホイアン名物の3品を2人でシェアすれば、それほどのボリュームにはなりません。
17:15~18:00:世界遺産ホイアン旧市街で小休止
食事後はチャンフー通りやバクダン通りに並ぶカフェで小休止しましょう。おいしいベトナムコーヒーやフレッシュドリンク、スムージーなどを飲むことができます。
ホイアンのお店はご覧のように玄関の横が両開きになっており、常に開放されています。風通しの良い店内なので、ホイアンの古き良きを感じることができます。
18:15~19:00:ホイアン旧市街でお買い物。おすすめの通り紹介
日中は日差しがきつく汗をかきながら雑貨漁りを余儀なくされますが、日が暮れると気温がだいぶ落ち着くので、ゆっくりとお土産の調達ができます。
ホイアン旧市街で古めかしい雰囲気の雑貨店を梯子したいなら、「バクダン通り」と「グエンタイホック通り」がおすすめ。グエンタイホック通りはチャンフー通りとバクダン通りに挟まれた道で、旅行者にとっては穴場となります。
一方でお洒落なお店を歩きたいなら、レロイ通りとチャンフー通りがおすすめです。レロイ通りはホイアン観光後にダナンに戻る際にタクシーを捕まえる場所となるので、帰り際に立ち寄るのも良いでしょう。
19:15~20:30:食事はレストランと露店の両方を楽しんで!
18時をすぎると日暮れの時間となり、辺りにはランタンの明かりが灯るようになります。小腹が空いてきた時間になると思うので、ディナーの場所を探しましょう。
食事はレストランが良ければチャンフー通りかバクダン通りがおすすめ。人気はバクダン通り沿いのレストランで、トゥボン川を眺めながら食事ができるオープンエア席や2階席が良いでしょう。
また、旧市街のいたるところには露店も出没します。こちらでしっかりと食事をとるのもいいですし、レストランのあとに立ち寄りスイーツを一つ食べるのもおすすめです。
20:45~22:00:ホイアンモデルコースの終点「ナイトマーケット」散策
ホイアン旧市街のバクダン通りに架かるアンホイ橋を渡った先には、ホイアンナイトマーケットが毎晩開催されています。ここは旧市街の対岸となり世界遺産ではないため、夜遅くまで営業しているお店もありますし、ゲストハウスから4つ星相当のリゾートホテルまであります。
ナイトマーケットでは雑貨や屋台グルメを食べられるほか、周辺には安マッサージ店やレストランもあります。
ナイトマーケット散策を終えたあとはダナンに戻ることになりますが、あまり遅くなるとタクシーを見つけるのが難しくなってくるので、22時から23時の間で切り上げるようにしてください。