日本人旅行者にとって、ベトナムのビーチエリアと言えば中部ダナンが象徴的ですが、あいにくダナンの12月は雨季が続いています。もし12月のクリスマスや年末年始にベトナムのビーチリゾートを楽しみたいのであれば、南部フーコック島がおすすめです。フーコック島は長らく続いた雨季が明け、ハイシーズンの入口。きっと南国バカンスを満喫できるでしょう。
ベトナムの象徴のダナンは雨季の最中。12月のビーチリゾートは「フーコック島」に行こう
ベトナム中部ダナンは、近年日本からも直行便が増えて、人気のビーチリゾート地となります。日本からわずか5時間で着くため、他の東南アジアの都市よりも物理的距離が近いのも魅力ですね。しかし、そのダナンは9月から2月まで雨季が続くので、ビーチ目的だと楽しさは半減してしまうかもしれません。
そこでおすすめしたいのがベトナム南部「フーコック島」です。フーコック島は近年日本人にも知られるようになったリゾートアイランド。観光開発の真っ最中ですが、日本人旅行者にも満足度の非常に高い観光地です。
ビーチリゾート・フーコック島12月の気候は乾季。ベストシーズンのはじまり
南部フーコック島の気候はホーチミンと同じ熱帯気候となり、11月に雨季が明け、12月から乾季に入ります。上旬は雨が残る日も多いかもしれませんが、下旬のクリスマスや年末年始の時期は、滞在中ほとんどの日が観光日和となることでしょう。
海水浴や南国バカンスをイメージしているなら、ダナンよりもフーコック島の方がこの時期は理想の滞在ができるかもしれません。
フーコック島はホーチミンとセットで行く2都市周遊旅行もおすすめ
フーコック島は日本から直行便が出ていないため（2024年時点）、旅行会社のパッケージツアーに参加するにしても、ホーチミンのタンソンニャット国際空港から国内線に乗り換えて行くことになります。
そのため、どうせならホーチミン観光も楽しんでいってほしいところ。ホーチミンは日本人が最も多く訪れる観光地で、パンデミック前までは年間40万人以上の旅行者が観光に降り立っていました。ホーチミンに2泊、フーコック島に3泊であれば、年末年始の5連休で十分旅行が可能です。
12月のクリスマス＆年末年始にフーコック島を楽しむポイント
12月のクリスマス＆年末年始にフーコック島旅行を計画している人は、なるべく「リゾートホテルに宿泊」するのがおすすめです。フーコック島はまだまだ観光開発の途中で、観光スポットといえば幾つかの博物館やサファリ＆遊園地程度しかありません。また、市街中心部も街というほどの大きなものはなく、メインのナイトマーケット以外はあまりやることがありません。
そのため、滞在の多くの時間は海水浴もしくはホテルライフを楽しむことに費やされることでしょう。フーコック島はパンデミック前に相次いでリゾートホテルが建設され、現在供給過多の状態が続いており、年末年始であっても安く宿泊することができます。また、年末年始が連休なのは日本くらいなので、それほど現地は混雑しないのも魅力です。
フーコック島といえばコレ！海鮮尽くしのナイトマーケットへ行こう
フーコック島最大の観光スポットとも言えるかもしれません。毎夜ユーンドーン市の中心で開催されるナイトマーケットは、滞在中毎日行きたくなるスポットとなります。すぐ傍に海水浴場と漁船が停泊している港があるので、夕暮れ前に到着して、サンセット鑑賞と散策も楽しみです。
ナイトマーケットにはずらりと海鮮を扱う夜店が並びます。シーフードはカニとエビはやはり高級魚介なので、ここでも高いです。また、イカとタコもなぜかかなり高めの値段設定です。おすすめは貝と魚。魚はタイランド湾で獲れたものとなるので、日本ではあまり見ない種類なので楽しみにしてください。
シーフードは全体的に値段がやや高めの印象なので、ナイトマーケットでの食事は一夜だけにしておき、あとは現地のローカル食堂やホテル内のレストランを利用するのもおすすめです。
まとめ：12月のベトナム旅行はフーコック島で決まり！計画はしっかり立てよう
今回ご紹介したように、12月のクリスマスや年末年始にベトナムのビーチを目指すなら、南部フーコック島が気候的におすすめです。海水浴やナイトマーケット散策も晴れた空の下で楽しめるでしょう。
また、ホーチミンとの2都市周遊旅行を考えている人は、少し速足になるため、時間の効率化を図るために現地ツアーや送迎サービスなどを積極的に利用するのが旅の満足度を上げるコツとなります。