2024年のベトナム旧正月のホーチミンを紹介。今年は日本と同様辰年となります。コロナの余韻もほぼなくなった2024年は例年以上の盛り上がりを見せていました。
ここではベトナム人の旧正月の過ごし方やホーチミン市内中心のフラワーロードを紹介します。
2024年ベトナムの旧正月は2月8日~14日
日本のお正月は毎年新暦の12月31日が大晦日で翌1月1日が元旦となります。しかし、日本を除くアジアの国は旧暦で正月を祝うのが伝統となるため、正月期間は毎年変わります。2024年は2月9日が大晦日で翌10日が元旦となります。
公休は2月8日~14日となり、2月に入ると途端に町中は慌ただしくなります。
ベトナム旧正月。2024年は迫力満点の辰年
ベトナムにも干支があり、2024年は日本と同様辰年となります。いたるところに龍のモニュメントが設置されて迫力満点。
旧正月期間は多くのお店が閉店しているので、旅行者は思うような観光ができないかもしれません。そのときはベトナム人の伝統と歴史と体験する意味でも、思い切って彼らと同じように以下で紹介するフラワーロードを満喫してみてください。
帰省して実家で過ごすベトナム人のお正月
ベトナム旧正月期間は毎年7~10日間となり、年間を通じて最大の連休となるため、多くのベトナム人は実家両親のもとに帰省します。自宅でお正月料理がふるまわれ、家族みんなで乾杯するところは日本と同じですね。
その他、親戚宅の挨拶回りや子供お年寄りにお年玉をあげる習慣などもあります。
ベトナムの初詣。お寺巡りも欠かさない
仏教大国であるベトナムでも初詣の習慣はあります。日本のような厳かなイメージと異なり、ベトナムの初詣は非常に華やかです。ほとんどのお寺・寺院は写真撮影も自由なので、特設モニュメントや敷地内の花畑で写真撮影する人たちで大賑わいです。
ベトナム旧正月の伝統行事「フラワーロード」とは
旅行者における旧正月の楽しみ方は「フラワーロードを歩く」ことに尽きます。ハノイのホアイドゥック、ダナンのバクダン通り、ホーチミンのグエンフエ通りでは毎年フラワーロードが旧正月期間中開催され、2024年も予定通り実施されています。
フラワーロードではカラフルな花々が咲き誇るだけでなく、各企業がスポンサーとしてPRもしています。また、ブックフェアや、ベトナムの歴史と伝統をパネルで紹介したエリア等、旅行者も飽きることはありません。
以下では南部ホーチミンのフラワーロードを歩いてみました。
ホーチミン旧正月を満喫。グエンフエ通りをご案内!
ホーチミン市内には幾つかフラワーロードが開催されるエリアがありますが、その中でもグエンフエ通りはベトナム最大規模となります。
グエンフエ通りは市民劇場のあるドンコイ通りと並行してサイゴン川に向かって走る大通りです。高層タワーや大型液晶パネルなど、日本の渋谷を彷彿とさせるベトナムで最もに賑わうエリアともいえるでしょう。
ベトナム伝統を垣間見る:子供も大人もアオザイを身に纏う
ベトナムの伝統衣装である「アオザイ(Ao dai)」は日本でも有名ですね。現地でアオザイをレンタルして町歩きや記念撮影をする旅行者も多く見かけます。アオザイといえば白の上衣と黒の下衣をイメージするかもしれませんが、実はご覧のようにカラーバリエーションは多彩です。いまでも公的機関や商業施設、冠婚葬祭などアオザイを着用する機会は多く、子供から大人まで好んでアオザイを着ます。
2024年は例年よりも豪華!コロナから完全回復
ベトナムでは2023年初頭にはコロナの規制は大幅に緩和されていましたが、それでも経済の立ち直りは遅く、2023年のフラワーロードは少し盛り上がりに欠けていました。
2024年はコロナからの回復を象徴するかのように、コロナ以前と同じ、もしくはそれ以上の盛り上がりを見せているのが印象的です。
ホーチミン旧正月の夜はディナークルーズで締めくくる
ホーチミン旅行者の間でも人気のサイゴン川ディナークルーズ。複数の客船が停泊しており、事前予約制で乗船することができます。船内では食事を楽しめるほか、ステージ上で繰り広げられる伝統音楽や舞踊などを鑑賞できます。
また、サイゴン川のバクダン埠頭には世界各国を周遊する大型客船も停泊しているので、船が交差するさいにお互い手を振って挨拶を交わすのも楽し方の一つです。
まとめ:旅行者も楽しめるベトナム旧正月。伝統と習慣を体験して
今回はホーチミン市内の様子を中心にベトナム旧正月の現地の過ごし方を紹介しました。正月はどうしても現地人が楽しむ空気感に包まれますが、旅行者も予め現地の過ごし方を計画しておくことで、一風変わった楽しみ方を体験できるはずです。旧正月期間中にベトナムに訪れる旅行者は、是非ベトナムの伝統と習慣に触れてみてください。