8月のお盆に向けてベトナムのホーチミン旅行を計画している人も多いことでしょう。
ホーチミンでは初心者・2回目以降の旅行者共に現地ツアーを利用するのが旅を楽しむ秘訣です。そこで、ここでは現地ツアーを利用したホーチミン観光を120%楽しむポイントを紹介します。
初めてのホーチミン旅行者は知るべき「市内観光」事情
南部ホーチミンはハノイやダナンと並ぶ日本人旅行者に人気の観光地となりますが、ハノイのハロン湾、ダナンのホイアンといったように、ホーチミンには世界遺産がないのが知っておくべきポイントです。
また、市内観光においては「スパ」、「グルメ」、「買い物」の3つが観光の軸となるので、これらにあまり関心のない人や子供連れの家族層にとっては少々物足りなさが残るかもしれません。
ちなみに、ベトナムは2022年夏頃からコロナの規制緩和がほぼなくなり、以前のような観光ができるようになりました。
しかし、コロナ前後ではお店ががらりと変わっているので、ガイドブックや過去の現地情報サイトはあまり当てになりません。実際は現地に行き町歩きをしながら行動計画を立てるのが良さそうです。
ホーチミン発の英語ツアーをおすすめしない理由
コロナ後は現地ツアーの料金が値上がりが一部で目立ちます。そのため、少しでも費用を節約したいために、現地の英語ツアーに申し込む旅行者もいるかもしれません。しかし、ホーチミン発の英語ツアーの場合、以下のデメリットに留意しなければなりません。
- 参加者が遅刻したり、ガイドがスケジュール通りに動かないことが多い
- ホーチミンは歴史スポットが多いので、英語が理解できないと楽しみが半減する
- 待ち合わせ場所が決められており、ホテル送迎がない
- 車の整備が行き届いていないため、長距離移動が大変
英語ツアーは参加者の大半が欧米人です。独特のノリに中高年からお年寄りの旅行者は付いていくのが大変かもしれません。日本語ツアーガイドは日系旅行会社がしっかりとガイドの指導をしているため、充実したサービスと時間を求める場合は日本語ツアーへの参加がおすすめです。
ホーチミンの現地ツアーは郊外エリアが魅力
ホーチミンは旅行者向けの電車がなく、2024年以降に運航を予定している地下鉄メトロに関しても市内のみとなるので、一般の旅行者が郊外エリアに行きたい場合はツアーに参加するのが普通となります。
ホーチミンの郊外エリアと言えばメコンツアーが一番人気ですが、昨今はメコン以外の郊外観光地も知られるようになりました。
- 南部離島「フーコック島」
ホーチミンから国内線で1時間のリゾートアイランド - 南部港町「ブンタウ」
ホーチミンから車で2時間の素朴な港町 - 中南部山岳高原「ダラット」
標高1400mにあるネイチャーリゾート地。バスで6時間。 - 中南部リゾート地「ニャチャン」
日本人の間では中部ダナンが人気ですが、欧米人にとっての最大のビーチリゾート地はここニャチャン。国内線で1時間。 - 中南部海と砂丘の町「ムイネー」
広大かつ美しい砂丘が広がる人気のリゾート地。車で2時間※高速道路を利用したとき
ホーチミン発郊外行き現地ツアーを楽しむポイント
上記で紹介したように、ホーチミンから行ける郊外エリアはメコンデルタ以外にも数多くあります。ただし、郊外エリアに行く際は以下の点に注意してから参加申し込みをするのが良いでしょう。
日帰りよりも1泊2日ツアーが満足度高い
上記で紹介した郊外エリアのうち、ブンタウとムイネー以外は最低1泊以上の現地滞在が推奨されます。短期滞在が多い日本人旅行者は1つの都市に留まりがちですが、ホーチミンは都市観光がメインとなるため、十分に楽しめないと感じる場合は積極的に郊外へ繰り出すのがおすすめです。
郊外エリアも観光地化されていますし、ホテルも供給過多の状態が続いているため、宿泊料金も高くはありません。郊外現地で1~2泊する行動予定を立てるのが、旅をより充実したものにするポイントとなります。
スケジュールを詰め込み過ぎない
郊外ツアーはダラットやニャチャン、ムイネーなどいずれもリゾート地となります。海や山だけではなく、市街地には名物となる教会や寺院、博物館なども数多く点在していますが、それを1日2日ですべて回ろうとすると、それ以外の観光を楽しむ時間が無くなります。訪れる観光スポットは本当に行ってみたい場所だけに留めておき、ホテルライフや自由な町散策などに時間をより多く使うのがおすすめです。
まとめ:初めてのホーチミン旅行は現地ツアーを上手く利用しよう
今回は初めてのホーチミン旅行者向けに現地ツアーの利用のポイントを紹介しました。近年はホーチミン近郊エリアで観光開発が進んでいるので、滞在日数をやりくりして、一度は郊外リゾート地に訪問してみてはいかがでしょうか。
ベトナムはまだまだ交通インフラが整っていませんので、郊外エリアへ行く際は現地ツアーを上手に利用するのがおすすめです。旅行会社に問い合わせることによって、取り扱っていないツアーに関しても専用車でカスタマイズしてくれます。