ベトナム中部ダナンは近年ビーチリゾート地として急成長を遂げた観光地です。ベトナム第三の都市として、町散策・海水浴・世界遺産を満喫できます。
今回はコロナ後となる2022年以降にダナン旅行を計画している方に向けた、現地の歩き方のポイントと注意点をご紹介します。
2000年代より急成長を遂げたベトナム中部都市「ダナン」
ベトナム中部ダナンは2000年に入ってから観光開発が急速に進み、2010年頃にはハノイ・ホーチミンに次ぐ「ベトナム第3の都市」と呼ばれるようになりました。
日本人旅行者数も年々増加しており、日本人にとっては「日本から直行便で行けるアジアのビーチリゾート地」として人気を博しています。
コロナの渦中とコロナ後の現地情報
リゾート地であるダナンは隣町のホイアンと共に、新型コロナの影響を直接受けた都市の1つです。ダナン自体にはそれほどの数の感染者はいませんでしたが、国の入国規制のため国内外の旅行者の足が遠のき、2020~2021年末まではホテル・レストラン・スパとともに休業状態が続いていました。
しかし、2022年5月のゴールデンウイーク以降、ベトナム政府が入国規制をほぼすべて撤廃したため、旅行者が徐々に戻ってきており、現時点でホテルや商業施設は通常営業をしています。
2022年以降のダナン旅行の現地の注意点
2022年10月時点では、ダナンのホテルはほとんど通常営業に戻っています。しかし、ダナン大聖堂周辺のお土産店や旅行者向けのスパの数は軒並み減っており、また旅行者に特化したベトナム料理レストランもコロナ以前と比べると数を減らしています。
そのため、2022年から2023年の前半にダナン旅行を計画している方は、下記で紹介する滞在方法を実践してみてください。
ダナン観光の中心はミーケービーチ周辺
コロナ以前はダナン観光の中心は、市街中心部であるダナン大聖堂やハン市場周辺でした。しかし、コロナ後はいち早く回復したリゾートホテル周辺に商業施設が集まるようになり、とりわけミーケービーチ周辺が活気を取り戻しています。
ミーケービーチは高級リゾートホテルだけではなく、安ホテルや2つ星から4つ星ホテルも多く並ぶので、オーシャンビューを望めるホテルも決して宿泊料金は高くありません。
ミーケービーチ周辺は現在欧米人旅行者を中心に賑わっていて、ハンバーガーショップやお土産物産店、安マッサージ店、ナイトバーなどが相次いでオープンしています。
そのほか海鮮食堂や大衆食堂も多く、旅行者にとっての衣食住はすべてビーチエリアでそろっています。
次のダナン旅行はリゾートホテルライフを満喫して!
ミーケービーチ沿いから南方五行山にかけて、5つ星のリゾートホテルが近年立て続けにオープンしています。老舗リゾートホテルのフラマやヴィンパール、世界に展開するプルマンやハイアットリージェンシー、インターコンチネンタルもビーチエリアに点在しています。
ダナンのリゾートホテルにはインフィニティプールを含む屋外プールやスパ・カフェレストラン・24時間ルームサービス・テニスコートといったファシリティが充実しているので、1日ホテル敷地内で過ごすことも十分可能です。水着で敷地内を散歩することもできるので、屋外プールで泳いだあとは、プールサイドカフェでブレイクタイムをとり、そのまま歩いて海に繰り出すこともできます。
一度現地を歩いてみて「閉まっているお店が多いな」と感じたら、いっそのことホテルライフに切り替えるのもダナンではおすすめの歩き方となります。
ダナン滞在ではツアーを活用するのがおすすめの理由
ダナンは近年観光開発が進んでいるものの、インフラ整備はまだ不十分です。そのため今のところ郊外の観光地に行く手段は、高い料金を払ってタクシーを利用するか、ツアーに参加するかの二択となります。
例えば山頂にオープンした中世フランスの街並みが印象の「バナヒルズ」や世界遺産「ミーソン遺跡」、美しいラグーンを鑑賞できる「ランコー村散策」などはタクシーを利用して行くのも困難なため、原則ツアー参加が必須となります。
また、ホイアン観光は個人で行くこともできますが、短期滞在の旅行者は効率的に回らなければなりませんので、やはり現地ツアーに申し込むのがおすすめです。
特に夜のホイアン観光はツアーがおすすめ。コロナ後は旅行者の減少を受けてタクシーの数が減少しています。ホイアン旧市街はタクシーの乗り入れができませんので、中心地から500mほど歩いて世界遺産を出たところでタクシーを捕まえなければなりませんが、日によっては数十分立ち往生することもあります。
ツアーであれば専用車でドアtoドアで観光できるので、時間を最大限効率的に使うことができます。
ビーチだけではないダナン町観光を計画しよう
旅行者の中には中部の楽しみ方を「ダナンで海水浴・ホイアンで旧市街観光」の2つしかないとイメージしている人もいるようですが、近年のダナンは町の発展に伴い、町散策や郊外観光も楽しめるようになりました。
次のリゾートトリップにダナンを考えている方は、海水浴以外の「旅のしおり」もしっかりと作っておくことを強くおすすめします。