2020年6月のベトナム現地情報をご紹介します。今年は例年よりも雨季が早くやってくる見込み。6月になると、各地域で1日数回のスコールがあります。しかし、中部地方のようにまだ乾季の場所もありますし、雨季でも楽しめる観光方法もあります。今回は2020年6月のベトナム現地情報をご紹介します。
2020年6月は雨季に突入
2020年は4月中旬頃から、数日に一回スコールと言われる豪雨があります。これは例年よりも大分早め。通常は5月の中旬頃から徐々に雨が降り始めてくる感じです。6月には北部ハノイ、中南部ニャチャン、ダラット、バンメトート、ムイネー、南部ホーチミン、フーコック島といった地域が雨季に入ります。一方、季節風の影響で、中部フエ、ダナン、ホイアン、ミーソンといった観光地は引き続き乾季となり、蒸し暑い日が続きます。
気候で選ぶならダナン一択?いいえ、南部もおすすめ!
では、2020年6月のベトナム旅行であれば、乾季である中部ダナン一択なのでしょうか。確かにダナン旅行であれば、フエやホイアン含む観光地の旅行も滞在のほとんどが晴れてくれる可能性が高いでしょう。しかし、スコールは日本の雨のように1日降り続けるわけではなく、数十分から1時間程度でやみます。やんだあとは往々にして晴天となるので、引き続き何事もなかったかのように観光を再開することができます。
ベトナムで最大の観光地であるホーチミン
ベトナムには年間80万人の日本人旅行者が訪れますが、その内の半分となる40万人が訪れるのが、南部ホーチミンです。「スパ」、「ショッピング」、「グルメ」が揃う東南アジア有数の都市でありながら、車で2時間も走ればビーチも楽しめる海の町「ブンタウ」、大自然の恵みを体感できる「メコンデルタ」などを楽しむことができます。風景も楽しみ方もがらりと変わるので、ツアーをうまく利用すれば、より充実した観光をおくることができます。
ホーチミンから一番近い海の町「ブンタウ」
ブンタウはホーチミンから車で2時間でいける海の町。一昔前まではホーチミン人だけが行く週末観光で人気の場所でしたが、ここ数年で外国人にも広く認知され、日系の旅行会社でも日帰り観光ツアーを扱うところも多くなりました。海が目の前に広がるオンザビーチのシーフードレストランやナイトマーケット、標高の高いキリスト像から望めるシービュー。海を眺める屋外プールつきのホテルなど、ホーチミンとは雰囲気も過ごし方も異なります。滞在日数に余裕があるならば、是非一泊していってください。
国内線に乗ってリゾートアイランドへ「フーコック島」
フーコック島はホーチミンから国内線に乗って1時間で行くことができる離島です。2000年代に入ってから開拓された新しい観光地で、アジアの他のリゾートアイランドと比べて、まだまだ知名度も低く、また観光地化も遅れています。しかし、2015年頃から急速に発展し、現在では日本の旅行会社もPRするようなアジアの楽園に成長しました。美しいビーチとサンセットにおいしいシーフード。海の目前に建つバンガローのホテルなど、ホーチミンとは打って変わった環境下で観光を楽しむことができます。ホーチミンと併せて2都市周遊旅行を計画するのはどうでしょうか。
2020年6月のハノイ旅行の過ごし方
6月から8月ないし9月にかけて、ハノイは雨季の真っ只中でありながら、体感気温で40度を超える猛暑が続きます。高い湿度に混じったじとじとした雨になりがちで、外を歩いていたらすぐに眼鏡が曇ると揶揄されるほど。この時期のハノイでの過ごし方は、屋内観光です。タイ湖沿いのお洒落なカフェを歩いたり、博物館見学、ホム市場やドンスアン市場で買い物したりと、市内観光であれば、たくさんの楽しみ方を考えることができます。
雨季を上手に利用!市内観光のすすめ
雨季といってもげんなりするような天気ではありません。短時間で集中的に降り、やんだあとはいままでの天気が嘘のように晴天となります。気温も下がるので町歩きには最適。晴れている間は屋外観光もできるので、うまく両立できるよう観光プランを練るといいでしょう。もちろん乾季である中部旅行も引き続きおすすめです。