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2020年5月のベトナムを知ろう

2020年という節目の年に入り、ベトナムもますます発展している様子が見受けられます。南部ホーチミンは日本人旅行者にとっての最大の観光地となりますが、こちらも市街中心地だけではなく、旅行者は年々行動範囲を伸ばしているよう。そこで、今回はホーチミン市内の新しい観光地を紹介するとともに、2020年5月のベトナム全国の現地事情をご紹介します。

2020年5月は年間最高気温を記録

ホイアンの町並み

2020年5月は1年の中でも最高気温を更新することが予想されています。例年のように4月と5月はベトナムは全国的に乾季となり、気温が高い日が続きます。特に南部ホーチミン、中南部ニャチャン、中部ダナンは非常に日差しが厳しいほか、北部ハノイは湿度も高くじめじめした暑い日が多くなります。

雨季の入口はいつ?

ホイアンのアンバンビーチ

5月は絶好の海水浴シーズンでもあるのですが、北部と南部では雨季の入口の時期でもあります。雨季のはじまりに明確な境目はなく、5月上旬から中旬にかけて、2~3日に1度か2度雨が降り始めるようになります。そうなると雨季の入口と判断できます。また、雨は予兆がない場合もありますが、多くは雨が降る前に風が強くなります。

中部ダナンは5月もリゾート地として大活躍

リゾート地としてふさわしいノンヌオックビーチ

ベトナム旅行を計画する際、主に3つのテーマを元に旅先を考えることができます。1つは「市内観光」に重点を置きたい方。スパや買い物、博物館巡り、グルメ旅が主軸となるでしょう。2つ目は「自然を満喫」プラン。ホーチミンから行けるメコンデルタ地方や、ハノイから行けるニンビン省やハロン湾といった大自然を目の当たりにして何を思うか。そんな情緒あふれる旅が保証されます。3つ目は「リゾート」がテーマのベトナム旅。ベトナムのリゾートと言えば、中部ダナンや中南部ニャチャン、ムイネー、フーコック島が挙げられ、いずれも南国ビーチを満喫することができます。

砂浜に建つカウンターバー

もしその中でビーチリゾートを目的にするならば、おすすめしたいのが中部ダナン。ニャチャンやムイネー、フーコック島はいずれも中南部以南となるため、5月中旬までならまだしも、下旬以降は雨季に入ってしまいます。一方でベトナム全国の中でも中部ダナン・ホイアンエリアのみは乾季を維持し、9月ないし10月上旬ころまで海水浴ができます。

5月の雨季は海を楽しめない?

5月のニャチャンビーチの様子

確かにビーチで海水浴を楽しみたいならば、雨は正直余計ですよね。しかし、雨が降ったら海水浴ができないわけでは決してありません。そもそもベトナムは南国に位置する国ですし、ニャチャンやムイネー、フーコック島は熱帯気候に属する気候帯。雨は小一時間でやみますので、雨がやんだあとは再び海水浴を再開することができます。もちろんホテル内の屋外プールも同様です。

2020年5月の旅行はホーチミンで!いまも広がる観光エリア

ホーチミン市内中心の風景

南部ホーチミンは日本人旅行者にとって最大の観光地であり、2018年以降旅行者は年間40万人以上にのぼります。ベトナムを目指す2人に1人はホーチミンを旅先に選ぶというのだから、巨大な観光地であることが分かりますね。そのホーチミンでは市街中心で買い物やスパを楽しむ「市内観光」と、ツアーに参加してメコンデルタに行く「自然ツアー」が定番の旅行プランとなります。しかし、ここ最近で増えているのが、ホーチミンの隣町へ行く「郊外観光」です。

郊外観光の魅力

アジアでお馴染みの青空市場の様子

「自然ツアー」の場合、基本は丸1日かかります。半日ツアーも催行はしていますが、現地に行くとお土産店が閉まっていたり、1日ツアーであるはずのイベントが省かれていたりと、不完全燃焼で終わる可能性もあります。ですので、メコン含む自然ツアーに参加する場合は、1日プランを組むことを強くおすすめします。一方、郊外観光であれば、半日でも十分楽しめますし、タクシーで30分圏内の距離なので、移動も楽々です。

2区タオディエンの町並み

欧米人経営のお店が並ぶ

2区のタオディエンはホーチミン中心の1区からタクシーで15分から20分のところにあるサイゴン川沿いに開発された住宅地。ベトナム人富裕層と在住欧米人が多く暮らすため、西洋風の町並みが広がっているのが特徴です。欧米から直輸入した雑貨店や欧米人経営のお洒落なカフェバー、レストランなどを回るのが観光の楽しみとなります。名所や博物館は特にないので、事前にどこのお店に行くのか調査しておくのがいいでしょう。

9区&トゥードック区の町並み

ベトナムらしい風景が広がる9区&トゥードック区

タオディエンより10分ほど車で郊外に向けて走ると、見えてくるのが9区とトゥードック区です。両区の境目には大きな繁華街があり、ベトナムらしい風景を散策することができます。近代的なショッピングセンターもあれば、写真上のような市場や小さな商店が傍らに続いている、なんともアジアらしい風景です。タオディエン地区と一緒に回って、半日観光を計画してみるのがいいでしょう。

日本にはない東南アジアの風景を探す旅へ

日本の現代社会に生きていると、知らない内にストレスや疲労が溜まってしまうものです。そんなときは、東南アジアのベトナムに訪れてみてはいかがですか。日本では見ることができない素朴かつアジアらしい風景に出会うことができます。名所巡りをするだけではなく、タオディエンや9区のような、観光地化されていない現地の町並みを歩く旅も捨てたものではありませんよ。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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