雑貨天国と呼ばれるベトナムですが、他の国々にあるような大規模な物産店やお土産のみを扱うようなスーパーはほぼないのが現状。大勢の旅行者は何軒も小規模雑貨店を周って雑貨を探すことになります。しかし、ホーチミンには1店舗のみお土産スーパーがあります。
今回は「サトラマート」で旅行者に買ってほしい一押し商品ベスト7をご紹介します。
ラッキープラザ内のサトラマート(旧タックススーパー)
サトラマートは半官半民のスーパーで、もとはグエンフエ通りに国営百貨店内で営業していました。そのときは「タックススーパー」という名前で日本人に親しまれていましたものが、現在はサトラマートとして生まれ変わっています。
ちなみにサトラマートも移転当初は通常の日用品スーパーでしたが、2018年頃からフロアの棚割りをほぼすべて旅行者向けのお土産品で満たすようになりました。
① ビーエムビー(BMB)の石鹸
南国の植物や果実の香りが漂う固形石鹸は、アジアン土産の定番ではないでしょうか。BMBは昔からあるベトナムのブランドで、ツアー先などで見るのは白い半透明のソープを袋で包んだだけのものですが、サトラマートで売っているのは御覧のようにしっかりとパッケージ化されているものです。
② G7のインスタントコーヒー
スーパー、パパママストア、市場などどこでも見ることができる「G7」のインスタントコーヒー。コーヒー、砂糖、クリーム、コラーゲンなど2in1、3in1、4in1などがありますが、一番人気は3in1です。かなり飲みやすいので誰に贈っても邪魔にはなりません。ちなみにG7はチュングエンコーヒーというカフェチェーンの出すブランド。ホーチミンにはたくさん同カフェがあり、店内でもG7商品を買うことができます。
③ ユーゴックの生はちみつ
当初はホーチミンのみ有名の地元ブランドでしたが、現在はダナンとハノイにも進出し徐々に知名度を上げてきています。ユーゴックはベトナムの特産の自然食品をお土産販売しているブランドですが、サトラマートでは栄養たっぷりの非加熱生はちみつを取り扱い。1個のばら売りと3種の蜜が入ったギフトセットが人気です。
④ ビールはサベコの333
サベコ社の販売する333(バーバーバー)は、ホーチミンでもっとも人気のビール。日本のビールと比べると味はかなり薄くさっぱりしているのが特徴。ビールが苦手な女性でも飲みやすいです。ベトナムでは現在ハイネケンやタイガー、サッポロといった海外メーカーが現地人に人気ですが、その中でも333は根強く支持されていて、皆が集まって食事をするパーティなどでも定番の銘柄となっています。
⑤ マルゥのチョコレート
ここ数年で旅行者に注目されているのが、ベトナム産カカオを使ったチョコレート。その人気の火付け役となったブランドが、ホーチミン在住フランス人が立ち上げたマルゥです。カカオ率70%以上のブラックチョコレートを中心に販売していて、包装には原料で使っているカカオの産地が明記されているのが特徴。板チョコは500円程度と高いですが、お土産には最適です。
⑥ ビナミットのフリーズドライ
ベトナムの老舗ドライフルーツメーカーのビナミットが販売するフリーズドライ。ドライフルーツもおすすめですが、ここで紹介したいのはこちら。フリーズドライは特殊な製法で作ったドライフルーツで、現在は大手食品メーカーが積極的に販売している新しいお土産です。ビナミットではマンゴーとドリアン味を発売しています。匂いがきついといわれるドリアンもフリーズドライであれば、それほど気になるものではありません。是非一度挑戦してみて。
⑦ バナナ焼酎
米焼酎にバナナを一週間ほど漬け込んで風味を染み込ませたバナナの焼酎は、実はベトナムでは古くから親しまれている定番のお酒。パパママショップのような小さなお店でも決まって扱っています。人によってはあまり質がよろしくないと言われていますが、サトラマートではメーカーの品質検査合格証の有無をしっかりと確認しているので、安心してお土産に買っていくことができます。
人気の商品をまずはカゴに入れよう
サトラマートには本当に種類多くのお土産アイテムがありますので、まずは「これだけは買いたい」というものを事前に決めて、カゴに入れてからその他のお土産を選ぶといいかと思います。ハノイやダナンにはまだこの手のお土産スーパーはないので、是非ホーチミン旅行者はサトラマートでまとめ買いをしていってください。