最大10連休となる2019年のゴールデンウィークは終わりましたが、この連休に休めなかったサービス業の方や、混雑が嫌で日付をずらして休日をとった方は、これから海外旅行を計画していることでしょう。また、7月以降になると学生は長い夏季休暇に入りますし、社会人もお盆で連休を取得できるのが一般的。
そこで、今回は2019年5月の現地天候状況をご紹介。ベトナムでは地域によって気候が異なるほか、5月は丁度季節の変わり目となるので注意が必要です。
地域によって気候が異なるベトナム
ベトナムでは地域によって天気が異なるため、他の東南アジア諸国よりも旅行の際は天候に注意が必要です。「ベトナムは南と北で気候が違う」と言われていますが、厳密には「北部は温帯夏雨気候」、南部は「サバナ気候」、中部は「モンスーン気候」となります。実はこの中で「南国=熱帯」という気候は中部と南部だけ。その中部も時期によってはジャケットが必要なほど冷え込みます。
旅行者のほとんどがイメージする「1年中暑い」気候は、南部ホーチミンのみとなります。もしくは中南部であればムイネー、ニャチャンといったリゾート地も該当します。近年は中部ダナンがビーチエリアとして人気ですが、時期に捕らわれたくない、と考えるならばニャチャンもおすすめです。
ベトナムにとって5月は非常に不安定な時期
今回は5月もしくは5月以降にベトナム旅行を考えている方のベトナム現地の気候について重点的にご紹介しております。5月はベトナムにとっては大きな節目となる時期。特にハノイとホーチミンでは、5月は長らく続いた乾季が終わりを告げ、雨季に移り変わる月となります。
季節の移り変わりの時期というのは、非常に現地の天気が不安定になります。もともとベトナムはスコール(突然の雨)が降る気候なのですが、この時期になるとスコールの回数が多くなったり、その逆で何日も記録的な猛暑が続いたりすることが多々あります。
2019年5月の現地事情
季節の移り変わりは同じでも、毎年現地の気候状況は異なります。2019年5月上旬時点では、例年より雨量は少ない見込み。またホーチミンでは局地的な雨が多く、ドンコイエリアでは大雨だったのが、タクシーで10分ほど走った隣の地区では晴天、といった天気が多い様子。
ホーチミンより雨降りの回数が多く、天気が不安定な北部ハノイは、5月時点ではまだ雨は数日に一回程度。しかし、湿度が高い日が続いているので、そろそろ本格的な雨季に入る予感がします。
外出は夜がおすすめ
スコールが降る時間帯は、主に早朝、昼下がり、深夜の3つの時間帯。外出におすすめは20時~22時頃。ちょうど夜観光の時間帯ですね。この時間はあまり雨は降らなく、また降ったとしても豪雨に変わる心配はそれほどありません。念のため折りたたみ傘を持っていけば、ナイトマーケットや夜のショッピングもおすすめできます。
2019年5月のベトナム旅行でハノイよりホーチミンがおすすめな理由
ベトナムで人気の観光地である北部ハノイと南部ホーチミン。2019年5月のこの時期であれば、おすすめは南部ホーチミンとなります。ハノイは湿度が高くなるため、メガネが曇るようなじめじめとした気候になりがち。また降ったりやんだりが続き、1日曇り空が続くような天気も少なくありません。
一方、ホーチミンは典型的な熱帯気候なので、雨が降るときは豪雨。そうでないときは猛暑と2つに1つ。雨の時間帯はカフェやショッピングセンターに逃げ込んだり、スパでやり過ごしたりといった雨対策を事前に考えておけば、不便なく観光をすることができるでしょう。
5月もアジア旅行はベトナムを選ぼう
5月は天気が読めないため、旅行者は観光の際に注意が必要となります。しかし、ゴールデンウィーク明けはホテルや航空券も安くなりますし、まだまだ晴れの日が多いため、意外と穴場です。この時期に海外旅行を検討している方は、是非ベトナムを選んでください。