ホーチミン旅行では市内観光をどれだけ充実させられるかが、旅行を満足に終えるポイントにもなります。観光エリアの中心地は1区となり、市民劇場やベンタイン市場の周辺となります。しかし、今回紹介する「1区北部エリア」も忘れてはなりません。同エリアは市民劇場を北上して空港に向かった道中にあるため、中心地を観光する時間がない出張者やトランジット利用者にもおすすめです。
ホーチミンの代表的なスポット「永厳寺」も
トラベルガイドブックでも必ず紹介されている「永厳寺」は、日本の曹洞宗に留学していた僧侶が建てた仏教寺院で、本堂脇には平和の鐘と呼ばれる、曹洞宗が寄与した鐘楼があり、日本語の文字を見ることができます。
本堂には黄金の巨大な大仏があり、背後には六十の塔が聳えたちます。仏教のイベントの日には、大変多くの現地人でにぎわいますので、是非観光客も見学していってください。
インスタ映えスポット!タンディン教会
永厳寺を越えてさらに北上すると見えてくるのは「タンディン教会」。ナムキーコイキア通りと並行して南北を走るハイバーチュン通り沿いにあります。タンディン教会は御覧のように、遠くからでも非常に目立つ全身ピンク色の外観が特徴のカトリック教会。女子にとってはインスタ映えスポットとしても人気ですが、もちろんしっかりとした教会なので、ミサの時間には多くの現地教徒が礼拝に足を運びます。
教会と併せて見学したい「タンディン市場」
タンディン教会の道路を挟んだ正面にあるのが「タンディン市場」。大型の屋内市場で、露店は外回りまではみ出しています。数百のお店が所狭しと並び、現地人の台所といった風。ベンタイン市場のように外国人向けの雑貨店は見当たりませんが、雰囲気だけでも楽しめる人気の市場です。
なぜか外国人に支持をされている人気食堂「バインセオ46A」
タンディン教会を裏手に回って奥まった場所にある、屋根付きオープンエアの食堂が「バインセオ46A」。なんてことのない食堂ですが、なぜか外国人に有名。ツアーバスが止まって団体客がいる場合もあるので、昼時は外して行った方がいいかもしれません。店名の通りバインセオがメインですが、それ以外の皿飯も扱っています。食堂の向井には屋内席もあるので、暑い日や雨降りの時間はそちらもおすすめです。
清潔さを求めるならココ!クックガッククアン
日本人旅行者にも人気が高いレストラン「クックガッククアン」。正統派のベトナム料理を提供してくれて、ベジタリアンも安心して食べられる野菜料理が中心。古き良きサイゴン時代を思わせる内装は、日本人ならどことなく懐かしく感じられる雰囲気もあります。価格は少々は高く設定されていますが、この1区北部エリアでは一番名高いお店なので、食べる価値はあります。少々分かりづらいところにあるので、タクシーで行くのが便利。
西洋とベトナムの融合。サイゴンスパで癒されよう
永厳寺やタンディン教会を見学し、レストランでベトナム料理を頬張る。その次に楽しみたいのは、ホーチミン観光の代名詞とも言える「スパ」ではないでしょうか。完全屋内なので雨が降っても問題ありませんし、空調も完備しているので猛暑の時間に逃げ込むのもいいでしょう。
この周辺で人気のスパは「サイゴンスパ」というお店。先ほど紹介したクックガッククアンのすぐ近くです。西洋とベトナムの雰囲気と技術が融合した人気店で、値段もお手頃。女性だけではなく、男子やカップルもおすすめです。
午前中に行こう
今回紹介した名所やレストランはすべて半日で網羅することができます。午前中に回って昼食をここでとれば、午後は再び1区中心に戻って市内観光を続けることができます。狭いエリア内に見どころが密集しているので、満足度も高いはず。是非1区北部観光の際は、今回紹介したスポットを回ってみてください。