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ベトナムの人気航空会社を一挙ご紹介!

日本ではJALとANAの2大航空会社が圧倒的な人気を占めていますね。2018年英国で開催された「ベストエアライン」では、ANAが3位、JALが13位という成績を収めました。しかし、日本産航空会社はチケット代が高くつくのがネック。「でも直行便で行きたい」と考えると、残すところは渡航先の航空会社のみとなります。

そこで、今回はベトナム産航空会社をすべてご紹介するとともに、それぞれの特徴を解説していきたいと思います。

ベトナムの航空会社は2019年時点で3つ

Ⓒwiki

2019年1月現在、ベトナムの航空会社は3つ。「ベトナム航空」、「ベトジェットエア」、「ジェットスター・パシフィック」となります。ベトナム航空以外はLCCですが、国外だけではなく、ベトナム国内の空の移動も基本はこの3社のいずれかとなります。ですので、日本⇔ベトナムで利用せずとも、現地の国内移動で空路を利用するのであれば、かならずこの3社を使うこととなります。

ベトナム最大手の航空会社「ベトナム航空」

Ⓒwiki

ベトナム航空は国営企業としてベトナム最大規模の航空会社となっています。LCCが成長する前は、日本とベトナムの直行便を唯一繋ぐ外国の航空会社でした。現在もANAとJAL、ベトナム航空の3社が直行便として高い人気があります。また、英国の格付けでベトナム発となる「The World's 4-Star Airlines」を獲得していることで、アジア圏で高い注目度があります。ちなみにこのベトナム航空はANAと資本提携を結んでいるので、日本とも関係があります。

ベトナム航空。LCCと比べてサイズが違う

機体はエアバスとボーイング。ビジネスとエコノミーの2クラスで、客室乗務員の制服はベトナムを象徴するアオザイとなります。機体のカラーでもある水色の優美なアオザイはベトナム旅行者から高い人気を得ています。機内食もおいしいですし、エコノミーでも座席前部に液晶が付いているので、ベトナムまでの6時間は音楽を聴いたり映画を見たりして快適に過ごすことができます。

ちなみに日本からの直行便は東京、大阪、名古屋、福岡から出ていて、北海道から直行便は出ていなく、最低1か所経由する必要があります。

LCCでは人気No.1「ベトジェットエア」

ベトジェットエアの機体。国旗カラーとなる

ベトジェットエアは2007年に設立したベトナム純国産のLCC。いわゆる格安航空会社ですが、ここ数年で人気が非常に高くなり、2019年1月現時点では、ハノイ⇔関西、ホーチミン⇔関西、成田⇔ハノイを直行便で就航。さらに今年度中に羽田⇔ハノイの就航も予定しています。もちろんLCCで日本から直行便で行けるのはこれが初であり、現在でもベトジェットエアのみとなります。

搭乗までバスで移動するのがLCCのネック

LCCの場合は搭乗ゲートが空港直結ではなく、バスで移動する必要があります。何度も使っていると気にならなくなりますが、初めての人はちょっと戸惑うことでしょう。機内は液晶画面はなく、機内食はオプションで追加料金となります。予約時に申し込むか、売店で購入するかとなります。ちなみに数年前には機内で水着ショーを実施して日本でも話題となりましたね。筆者の考えるベトジェットエアの一番いいところは、オプションで受託手荷物を付けると、最大32キロまで預けることが可能な点です。ベトナム航空でも20キロが限界なので、お土産をたくさん買う予定がある人はベトジェットエアの利用を考えてみてください。

ベトナムの老舗航空会社「ジェットスター・パシフィック」

ジェットスターの機体

ジェットスター・パシフィックはオーストラリアのジェットスター航空の子会社となります。ただし、元々ベトナム発のLCCとして注目されていた業界2位のパシフィック航空が全身で、その後ジェットスター社が資本提携で株式を取得した経緯があります。

ジェットスターの機内

ジェットスターは現在のところ、関西⇔ハノイ間のみ直行便で就航しています。ですので、例えば関西からホーチミンへ行きたい場合は、ハノイを経由して行くことになりますので、ちょっと手間がかかりますね。ただし、こちらもベトジェットエアと同じく32キロまで受託手荷物が可能なので、ベトナム航空よりも多く荷物を預けることができます。液晶画面はなく、機内食はオプションとなります。

おすすめの航空会社は?

海外旅行に不慣れな方であれば、ベトナム航空が断然おすすめ。LCCは座席指定、機内食などがオプションで追加料金がかかってしまうほか、液晶もありません。それらをすべてカバーしてくれるのがベトナム航空です。ただし、安さ重視で行きたい若者や学生にとっては、ベトジェットエアやジェットスターは心強い味方となってくれるでしょう。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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