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1日中観光客が行き交うファングーラオエリアを散策

ホーチミン旅行を計画する上で、必ずスケジュールに組み込んでほしい2つの観光エリアがあります。いずれもホーチミン最大規模を誇り、1つは繁華街である「ドンコイエリア」。そしてもう1つがバックパッカー街の「ファングーラオ」となります。ファングーラオは近年店の入れ替わりが激しく、町並みも数年前と比べてガラリと変わっています。

今回はファングーラオの歩き方やポイントなどをご紹介します。

2019年のファングーラオはまさに旅行者のための町へ

ブイビエンの入り口

ファングーラオはデタム通り、ファングーラオ通り、ブイビエン通りの3つのメインストリートで構成されていますが、その中でも目貫通りとなるのがブイビエン通り。これまで何度か紹介してきましたが、もともとはカオスな雑多な様子だったのが、現在では「ブイビエン・ウォーキングストリート」なる看板が頭上にぶら下がり、観光地化が進んでいます。

ブイビエン通りの様子~2019年1月撮影

もともとファングーラオはバックパッカーの町としてにぎわっていましたが、一般の観光客の観光エリアであるベンタイン市場から徒歩10分程度で行くことができるため、普通の旅行者も観光散策に訪れるようになりました。規模的にはバンコクのカオサンには負けますが、誰もが気軽に歩くことができる点ではファングーラオの方が魅力的です。

安マッサージも多数集中!

ベトナムではマッサージはかなり安い

ファングーラオのエリア内には、100を超えるマッサージ店があり、どこのお店も10ドル前後と圧倒的な安さです。ただし、他の東南アジア諸国でも同様ですが、これはあくまでも基本料金で、マッサージ師へのチップは別途渡す必要があります相場はフットマッサージで3万ドン、ボディマッサージで60分未満なら5万ドン、60分以上なら10万ドン程度となります。

日本人にはネイルがおすすめ

店内を見てみると、基本は欧米人客が多い様子。日本人旅行者はドンコイやその周辺にある、もう少ししっかりとしたスパやビラスパに足を運んでいる様子です。もしここでサービスをうけるならば、あまり失敗のないフットマッサージ、もしくはネイルを体験してみるのがいいでしょう。

ここ1年で一番大きな変化

ブイビエン通りのオープンカフェの様子

ここ1年の間で最も大きな変化があったのはこちら。以前からブイビエン通りは路上カフェが人気でしたが、そのほとんどは小さなプラスチックの椅子に腰かけるというものでした。しかし、ホーチミンの自治体が道端の路上カフェの規制に力を入れ、その代わり御覧のようなしっかりとしたカフェスペースが誕生しました。

昼間からビールを飲める

これらのお店は昼間はカフェ、夜はバーとして営業しているレストランで、ベトナム料理から西洋料理、ファーストフードまで揃っています。昼間は2杯飲んだら1杯無料といったサービスも実施しているので、昼間からビールを飲む贅沢な時間もここで過ごすことができます。

ショッピングをするなら老舗でお宝さがし!

老舗サイゴンショップ

お土産の買い物はできればドンコイエリアで済ませたいです。しかし、ここでも魅力的なお土産が見つからないとは言い切れません。デタム通りには昔馴染みの雑貨店が営業しているので、ここでしか手に入らない雑貨も見つけることができるかも。

お洒落な服飾を探すならブイビエン通りへ

古めかしい伝統の陶磁器や刺繍ハンカチーフではなく、もっとデザインセンスに溢れたバッグや、南国らしいワンピースを探しているならば、デタム通りよりもブイビエン通りが見つかる可能性大。上述したように、ブイビエン通りはお店の入れ替わりが早いため、老舗と呼べるような雑貨店はありません。どのお店も最新のデザインや旅行者が好みそうな服飾雑貨を取りそろえています。

路地中はちょっと注意が必要

ブイビエンの路地中

ファングーラオの路地中は住宅街とお店がひしめいていますが、いかがわしい場所もあるので、怪しい気配がする場所には近寄らないのがおすすめ。特に女性だけで歩いていると、変な男が寄ってくるかもしれません。ただし、それ以外では現地人が毎日行くパパママストアやネイルショップ、ゲストハウスなどが密集していていてローカルな香り漂う下町風情を感じることができます。

昼間のファングーラオの歩き方

ファングーラオでの主な歩き方は、ショッピングよりはカフェレストランでビールを飲んだり、安マッサージでフットマッサージを楽しんだりすること。昼間はまだ観光客も少ないので、ゆっくりとバックパッカー街としての町並みを観察することができます。もし現地人と入り混じって騒ぎたいならば、夜のファングーラオを歩くといいでしょう。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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