ホーチミンのいいところは、市内要所の多くが徒歩で行けるということ。今回紹介するデタム通りも、ベンタイン市場から徒歩10分程度で行くことができる観光の要所です。雑貨店やカフェ、ホテル、ツアーデスクが建ち並び、現地ツアーに参加する方や、多方面へ足を運ぶ旅行者の多くが、この通り沿いに止まるツアーバスを利用することになります。
アクセス
デタム通りはベンタイン市場から徒歩10分ほどのところにあるファングーラオ地区の中にあります。同地区はバックパッカー街として知られていますが、市街中心にあることから一般の観光客も多く訪れます。市民劇場からは徒歩20分程度。歩いても十分行ける距離ですが、タクシーでスマートに行くのもいいでしょう。
ツアーバスの発着場所
デタム通りには毎日数多くのツアーバスが発着します。日本からオプショナルツアーに申し込んだ方も、当日はこちらに立ち寄ることもあるかもしれません。また、数多くのツアー会社がある中で、旅行者に最も人気なのが、こちらのフンチャンバス「Phuong Trang(フンチャン)バス」。会社ロゴや車体もオレンジに統一されているので目立ちます。こちらは主に多方面に行く長距離バスを利用することができ、ブンタウ、ムイネー、ダラットといった日本人にも知られている観光地へノーストップで向かってくれます。
モダンなお店と老舗が共存
デタム通りを行き交うほとんどは観光客。昔からここはバックパッカー街としての町作りがされていたため、通り沿いにはびっしりとカフェやレストラン、食堂、雑貨店が並んでいます。日本ではちょっと見ない光景ですね。そのデタム通りも、ここ数年で町の様子が変わってきているよう。店看板のない老舗のお店が英語表記の看板やロゴを掲げたり、大手カフェチェーンのスターバックスや、その他外資系のカフェが建つようになったりと、通り全体がモダンになってきている印象を受けます。
もちろんすべてがモダンになったわけではありません。この一帯はプチパリと呼ばれるドンコイエリアとはまるで違う混沌とした雰囲気を楽しむことができ、東南アジア好きにはたまらないエリア。外国人がたむろするちょっと小汚いオープンカフェや食堂もいまだ営業しています。
また、雑貨店も多くあります。全国展開している大手の雑貨店もあれば、小ぢんまりとした個人経営の老舗まで建ち並んでいます。日本人はお洒落な雑貨を好むため、しっかりとした雑貨店に足を運ぶ傾向があるようですが、せっかくデタム通りに来たのだから、老舗のお店にいってみてください。他では売っていない掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。
夜はカフェバー「アリスブー」に行こう
デタム通りの夜は非常に華やか。ファングーラオ通りとの交差点に建つ大型カフェバー「アリスブー(Allez Boo)」はその象徴。エキゾチックなカラーにライトアップされたバンブー調の店内。昼間はカフェとして、夜はミュージックが流れるナイトバーとして旅行者に支持されています。
ミニホテルも多数!
デタム通りにはミニホテルも並んでいます。ゲストハウスと異なりしっかりとしたホテルで、1~2人での宿泊ならまったく問題ありません。一階はカフェやマッサージ店が営業していることも多いため、夜にちょっと抜け出して、なんてことも楽しみですね。宿泊料金も2500円から4000円程度が相場。安宿探しをしているならば、デタム通りで見つけるのもいいでしょう。
ベトナムらしい時間を体験
ドンコイエリアでお洒落な時間を過ごした後に、ちょっとデタム通りを歩いてみてください。その雰囲気の違いに驚くことでしょう。昼間はカフェやランチ、夜はナイトバーで過ごしてみてください。きっとベトナム旅行らしい時間を体験することができるはずです。