ホーチミンからバスで2時間ほどで行けるブンタウは、日帰りで気軽に行けるビーチエリアです。バンコク旅行者がパタヤに行くような気軽なところですが、パタヤのような繁華街はなく、まだまだ観光地化されていないベトナム人向けのプチリゾート地です。

そこで、今回は初めてのブンタウ旅行者におすすめのレストランをご紹介します。シーフードやブンタウ名物を堪能していってください。

冷房付きのシーフードレストランなら「ガンハオ」

ガンハオは老舗のレストラン。ブンタウの観光エリアには冷房付きの小奇麗なレストランは正直ありません。レストランというものの、見た目は大衆食堂といったところ。

初めての海外旅行者や高齢の方は、やはり非衛生に見える場所での食事はためらいがありますね。「多少高くてもいいから清潔なレストランがいい」という方であれば、こちらのガンハオをおすすめします。

ガンハオは筆者の見立てでは、観光エリアで一番清潔なレストランです。また、客の多くはちょっとお金持ちのベトナム人か外国人観光客なので、スタッフの対応も申し分ありません。場所も船着き場に接していて、テーブル席から見える海の景色は抜群。

シーフードとベトナム料理を主に扱っていて、英語表記、一部写真付きのメニューもあるので、外国人にも親切。レストラン前には多数のタクシーがとまっているので、その後の観光やホテルに戻る際も利便性があります。

ガンハオ
住所：3 Tran Phu St.
営業時間：7:00～23:00

ブンタウらしさを感じる！チャンフー海鮮食堂

続いてご紹介するのは、チャンフー通り沿いにある海鮮食堂。見た目はかなり趣があるというか、古めかしい作りですが、海辺の食堂とは日本ではこのようなものではないでしょうか。

通り沿いには十数軒の食堂が並んでいて、人気なのは海が見える店。間口は広く、店内が見えるようになっているので、一つ一つ確認するのもいいでしょう。ちなみに昼時はどこのお店もベトナム人や外国人でかなり込み合っています。

シーフードはメニューから選ぶのもいいですし、自分で生け簀に泳いでいる魚介を指をさして選ぶこともできます。いずれも鮮度は抜群。牡蠣は生でも食べられますし、日本では見たことのない魚や貝などもたくさん扱っています。値段もガンハオのようなレストランと比べると安いです。衛生面が心配の方もいるかもしれませんが、これがベトナムのスタンダードの食堂レストランだということも覚えておいてください。

チャンフー通り沿いの食堂
住所：300～ Tran Phu St.
営業時間：8:00～21:00店舗によって異なる

ミスユニバースも訪れた人気店「コバ」

人気レストラン「コバ」。ホーチミン市内にも店舗を構える人気店で、ブンタウの名物のバインコッ(Banh Khot)の名店として知られています。近くには同レストランが経営するホテルもあり、また周辺にはコバに釣られるように営業しているバインコッの食堂がいくつか並んでいます。

バインコッは屋台や食堂で食べられるお手軽料理ですが、見た目も味も作り手によって大きく異なるのが特徴です。在住日本人の間では「ベトナムのたこ焼き」と言われることもありますが、味は全然異なります。薄いヌクマムベースのツケダレに浸して食べるとよりおいしくいただけます。

コバ
住所：1 Hoang Hoa Tham St.
営業時間：6:30～22:00

大人気のブンタウ名物「バインチュン」を食べるならココ！

正式名称は「バイン・ボン・ラン・チュン・ムイ(Banh Bong Lan Trung Muoi)」という長い名前のついたお菓子。一口サイズのパンケーキに卵黄もしくはチーズが添えてあり、ひと箱10個入って150円程度。子供から大人までおいしいと思えるお菓子です。こちらとバインコッの2つがブンタウの名物とされていますので、必ず押さえておきましょう。

こちらのお店はバイン・ボン・ラン・チュン・ムイの専門店。ブンタウで最も人気で、営業開始時間から終了までずっとお客でごった帰しています。ベトナム人のツアー団体も立ち寄る定番どころとなっています。傍には持ち帰り用の箱買いができるので、皆さん5箱、10箱と大量に購入していっています。ちなみにこのおお菓子はスイーツ屋でも売っています。

バイン・ボン・ラン・チュン・ムイ・ゴックコッディエン
住所：17B Nguyen Truong St.

シーフードだけじゃない！ブンタウの名物

ブンタウに着たら、やはり食べたいのは新鮮なシーフードですね。しかし、こうしてみると、ブンタウの名物はそれだけではないことが分かります。是非ブンタウ観光の際は、バインコッとバイン・ボン・ラン・チュン・ムイもお召し上がりください。その際は、ここで紹介したお店が一押しです。