バンメトートに到着したはいいけれど、そこから市内へはどう出ればいいのでしょうか。また、バンメトートの市内散策、郊外エリアに行く場合の移動手段はどういったものがあるのでしょうか。まだまだバンメトートの現地情報は少ないので、ここでは現地の移動手段に関してご紹介したいと思います。
空港から市内へはタクシーを利用
バンメトート空港に降り立ちロビーを出たら、目の前にはタクシーが並んで客待ちをしています。ホーチミンではグラブやユーバーといった配車アプリや路線バスを利用することができますが、バンメトート空港ではタクシー一択となります。市街地のビクトリーモニュメントまではおよそ20分ほどで行くことができます。料金はメーター制で、12~15万ドン程度が目安。距離が近いので、もしドライバーがメーターではなく交渉を持ちかけてきても、断ってメーターで行くのがトラブル回避のコツとなります。
現地の移動。バイクタクシーはおすすめしない
まずベトナムにおいて象徴とも言える有名な移動手段がバイクタクシーですね。全国どこでもあり、ハノイやホーチミンでも近場であれば活躍してくれることでしょう。しかし、ここバンメトートではあまり利用価値はなさそうです。まず市内散策ですが、各観光地は近くて徒歩圏内です。また、早く移動したい場合は、流しのタクシーを捕まえてメーターで行けば、どこも2万~5万ドン程度で行くことができ、バイクタクシーと同額かそれよりも安く行けることがほとんどです。
例えばハノイではバッチャン村など郊外へ移動する際はバイクタクシーが四輪よりもかなりお得になることがあります。しかし、バンメトートの郊外エリアはどこも車で1時間ほど走らなければならない遠距離にあるので、バイクの後ろにずっと跨っているのはかなり大変です。また、バンメトートは標高の高いハイランズなので、ジャンパーやコートを着ないでバイクで走ると、かなり冷え込みます。
基本はタクシーをチャーターする
観光の移動手段は専らタクシーとなります。タクシーは市街地を中心に多く走っていますし、ホテルのレセプションに頼めば呼んでくれます。現地人の穏やかな気質のためか、特にぼったくられたといった報告はされていません。ただし、市内であればメーターでいいのですが、郊外エリアへ行く場合は交渉で往復の料金を決めるのがいいでしょう。メーターで行くよりも半分とは言いませんが、それくらい安く行くことができるはずです。
チャーターする際の注意点
チャーターするなら、町に多く走っているティエンタクシーやマイリンタクシーがおすすめ。交渉する際は、まずは目的地を告げて、帰りはどこで降りるのかまでを伝えてください。複数箇所に行く場合は、もちろんすべて希望のルートを伝えてください。メーターではないので、タクシーも効率よく回れるルートを考えてくれるはずです。料金の目安は半日で50万ドン~70万ドン。1日で70万ドン~100万ドン程度です。これには
何が含まれているかを確認
基本上記の料金は往復の料金となりますので、これだけ払えば問題ありません。ただ、当初のルートを途中で変えたり、予想以上に遠い場所だったりした場合は、別途10万ドンほどガソリン代を要求される可能性もあります。
道中の飲食代は客持ち
これは日本にはない習慣です。半日および一日チャーターする場合、途中カフェで休憩したり、昼食、夕食をレストランでとることになるでしょう。その場合、タクシーの運転手も当然のようについてきて、横に座って注文します。これはベトナムでは普通のことで、チャーターしている最中の飲食はすべて客が持つことになります。せっかくなので地元の名物料理やおすすめのお店を教えてもらって、良好な関係を築きましょう。旅は一期一会を大切に。
行きたくない場所はしっかりと断る
タクシードライバーも商売なので、道中に「ここがとても景色がいいんだよ。ここに連れて行ってあげようか」と別の名所を誘って来たりします。地元だけが知るような秘密の場所に連れて行ってくれるかもしれませんが、時間が押していたり、そういう気分でない場合は、しっかりと断りましょう。
タクシー運転手を味方につけると満足度が倍増
タクシーの運転手はほとんどがこの地で生まれ育った人たち。ですので、ガイドブックには載っていないいろいろな場所を知っています。単なるドライバーではなく、旅のパートナーとして味方につければ、これ以上ない頼もしい存在になってくれることでしょう。