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大人気!ホーチミンの週末マーケット「ホアルー競技場」

ベトナムでもここ数年で定着した週末マーケット。バンコクのような規模はありませんが、若者の向けの地元密着型市場としてベトナム人に人気があります。今回紹介するのは、ホーチミン市内に幾つかあるマーケットスポットの中でも取り分け規模が大きい「ホアルー競技場」内の週末マーケット。ホーチミン市内中心にあるため、旅行者も気軽に行くことができます。

今回は「ホアルー競技場」で開催される週末マーケットをご紹介します。

アクセス

中央は大きな競技場となっている

場所はディンティエンホアン(Dinh Tien Hoang)通り。ホーチミンの1区中心を走り、サイゴン川沿いを通るトンドゥックタン通りを北上すると同通りに繋がります。市民劇場からタクシーで5分、ベンタイン市場からでも10分とかかりません。周辺は大学も多いことから学生向けのカフェや小洒落たレストランを多く見受けられます。マーケットを楽しんだ前後に散策してみるのもいいかもしれませんね。

週末開催の若者向けマーケット

毎回多くの人で賑わう

ホアルー競技場で開催されるマーケットは土曜と日曜の2日間。ただ毎週決まって行われるわけではなく、別の場所で開催されることもあります。ただ、1か月1週か2週はだいたい開催されているので、旅行者はとりあえず行ってみるといいでしょう。何もやっていなければそのまま折り返せばいいかと思います。

開催時は御覧のような賑わい。ベトナムのマーケットは個人も気軽に出店することができるので、大小のブース合わせると300以上のお店が所狭しと並んでいます。また、ショッピング中はスリには気を付けてくださいね。

流行りの洋服をゲットする!

値段ももちろん安い

マーケットは8割が服飾を扱うお店。男性物は全体の2割程度でしょうか。基本は女性服となります。「東南アジアのファッションってどんなのだろう?」と思う方も多いはず。ベトナムは基本年間を通して夏日なので、やはり基本は半袖となります。最近はメイドインベトナムも見られるようになってきましたが、まだまだブランドとしての知名度は皆無に等しく、ほとんどはメイドイン中国、タイ、韓国となります。中でも韓国のファッションはベトナム女性から支持されているようです。日本人からすると少し古臭い感じがするデザインがいまベトナムで流行っている、そんな風に感じます(ベトナムと日本は30年ほど社会現象が遅れていると言われているのも参考に)。

アクセサリーはまとめて購入!

ベトナム女性の美意識は強い

アクセサリーはイヤリング、ピアス、リング、ブレスレッドなど1個250円程度から購入できます。シルバーアクセが中心で、フリーランスが作るハンドメイドものが多いので、ユニークなデザインや一点限りのものもあります。まとめて購入すればサービスか値引きしてもらうことができるかもしれません。

ベトナムの市場といえば値段交渉ですが、この週末マーケットは現地の若者向けで、販売員も若者なので食って掛かるような交渉はすることはできませんし、値段も基本はぼったくり、高値無しとなっています。あまり値引き交渉すると嫌がられてしまうので、匙加減は気にするようにしてください。

財布。これを機会に買い替えてみても

服飾土産の定番でもある財布。普段あまり買い替えることはないので、これを機会に選んでみるのもいいかもしれませんね。ただ、ベトナムは硬貨が発達していないので、小銭入れはないものが多く、またあっても容量は小さいです。また、頻繁に海外旅行をされている方はお気づきかもしれませんが、日本の紙幣は他国よりも一回り大きいサイズ。ベトナム紙幣と比べてもサイズは大きいので、財布に日本の紙幣をいれてフィットするか確かめるのはお忘れないように。

最近の流行り似顔絵師

記念に一枚書いてもらうのも

最近都心のあちらこちらで見る路上似顔絵師。このマーケット内にもお店を構えていました。もともと路上の似顔絵師はヨーロッパで若者の画家が生計のために路上で露店を広げたのがはじまりだと言われています。ベトナムでも最近観光エリアの中心や公園などでしばしば見かけるようになりました。絵師によってリアルなデッサンであったりイラスト風であったりとさまざまななので、自分の好みの絵師の前に立ってください。

屋台グルメもたくさん並ぶ!

食べられるのはベトナム料理だけではない

マーケット内には食事エリアもあり、10~20程度の屋台が一列に並んでいます。ベトナムの定番屋台料理や生春巻きといったお手軽物だけではなく、隣国のタイやラオスといったエスニック料理を扱う店も。ベトナム料理との味の違いを比べてみてください。

また、値段表記にある「K」という文字ですが、これは「000」を意味しています。ですので「20K=20,000d=約100円」となります

おいしい飲茶料理。意外と本格的

こちらは飲茶。英語ではディムサム(dim sam)と呼びます。中国、香港、台湾で食べられる定番ですが、それ以外でも華人が多いベトナム、シンガポールでも普通に食べられています。特に南部ホーチミンはベトナム最大の中華街チョロンがあるので、彼らにとって中国料理は非常に身近。本場さながらの味を楽しむことができるでしょう

広く設けられた休憩スペース

ベトナム人は肩を並べて食事をとるのが大好き。小さなテーブル椅子をくっつけて友人同士で喋りながら料理を頬張るのが何よりの楽しみとのこと。ホアルー競技場の近くには語学大学があり、日本語を学ぶ学生も多いため、こちらが日本人だと分かると声をかけてくれるかもしれません。海外旅行現地での一期一会を大切にしてください。

<DATA>

名称:ホアルー競技場週末マーケット(Hoa Lu)
住所:2 Dinh Tien Hoang St. Dist.1
※土曜日曜の週末開催ですが、毎週ではありません。

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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