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ビーチリゾートを満喫!ニャチャンでシーフード食堂

ベトナム中南部に位置するニャチャンは、近年日本人旅行者の急増している注目のビーチリゾートです。ビーチリゾートに来たからには、もちろん押さえておきたいのがシーフード。南シナ海に面するベトナムでは、日本ではお目にかかれない魚介がたくさんいます。

そこで今回ご紹介するのが「シーフード食堂」。屋外にある屋台風の食堂なので、南国ベトナムらしさもたっぷりと感じることができます。

アクセス

夜に営業している

場所はチャンフー(Tran Phu)通りとグエンティミンカイ(Nguyen Thi Minh Khai)通りの角。住所は1 Nguyen Thi Minh Khaiとなっています。観光エリアのど真ん中にあるので、立地柄客層のほとんどは外国人。ですのでハイシーズンは毎日営業していますが、オフシーズンになると不定期営業となります。

また、この周辺には小規模の屋台がいくつもあり、貝やロブスターくらすの大きなエビを買うことができます。仮にこの食堂が閉店していても、この通り周辺を歩いていれば、なにかしらシーフード屋台にありつくことができるはずです。

ベトナム定番!たらいを指さし注文

全部で30近いたらいがある

注文方法はいたって簡単。たらいに活けてある魚介を指さすだけ。言葉が分からなくとも心配ありません。こちらのシーフード食堂は全部で30近いたらいが並べられています。貝、イカ、カニ、エビ、魚と種類は非常に豊富。特に貝は日本では滅多に見かけないものばかりなので、是非一度試食してみてください。

言葉が通じなくともなんとかなる

注文は簡単にできますが、注意点もあります。まず最初に、どのくらいの量を注文するのかを決めなければなりません。当然のごとく値段のついたラベルはありませんので、まずは従業員に値段を尋ねましょう。すると、1キロ単位の値段を教えてくれるはずです。しかし、普通の人は1キロと言われても、それがどのくらいの量なのかピンときませんね。「エビを食べたいけど、これ何キロあるのかな......」と戸惑ってしまいます。

欧米人も英語が通じないと分かるとたじたじ

そこでおすすめなのが、自分が食べたい分だけ指を立てるなり空のたらいに自分で入れるなりしてください。そののち、従業員が量りにのせて重さを計ってくれます。そうすれば1キロ単位の金額だけでも、実際の値段を計算することができますね。

調理方法も指定できる

網で炭焼きしてくれるからとても香ばしい

もし簡単なベトナム語を事前に勉強しておけば、調理方法も指定することができます。ただし、これは必須ではありません。従業員と意思疎通できなければ、お店側が考えるその魚介の一番おいしい調理法で提供してくれます。むしろあえて店側に任せるのもいいでしょう。ただし、注文した魚介すべてが同じ調理方法になってしまう可能性もあります......。

機内で覚えておきたい簡単なベトナム語

焼く Nuong ヌオン
炒める Xao サオ
蒸す Hap ハップ
ゆでる Luoc ルオック
揚げ焼き Chien チエン

ベトナムの海の幸を堪能

大振りのニシキエビ

こちらはニシキエビと呼ばれるロブスタークラスの大振りのエビ。ニャチャンではこのニシキエビとゴシキエビがあります。日本の伊勢海老と比べるとハサミが小さく、全体的に細身です。ただ食べごたえは十分。こちらは一匹50~80万ドン。決して安くはありませんが、ニャチャン旅行の思い出にかぶりついてほしいところです。

ちなみに、この大きなエビは道端の露店やニャチャンビーチの砂浜を歩いている行商のおばちゃんからも買うことができます。値段は若干そちらの方が安いかもしれません(交渉に成功すれば)。

ベトナム人は焼いてウニを食べる

こちらはウニ。ベトナムでもウニを食べることができます。ただ日本のウニとは種類が違うようで、食べられる身はそれほど多くはありません。ただし値段は安く一個3万ドン(150円)程度。5個くらいはぺろっと食べることができます。

ただベトナム人にとってウニはそれほどメジャーなものではなく、漁村や海の近い港町の人たちが塩漬けにして食べるのが普通。田舎の方では1.5リットルペットボトルにウニの身をぎっしり詰めて塩漬けにしたものが30万ドン(1500円)程度で売られています。

貝の種類は多く、稀ではあるがサザエもある

貝はベトナム旅行中たくさん食べてほしい料理の一つ。日本ではあまり食べることはないですが、ベトナム人は貝が本当に大好き。種類もたくさんあれば、調理方法もさまざま。写真のこちらはサザエ。ホーチミンやハノイといった都心では滅多に見かけませんが、海の町では普通に食べることができます。そのまま焼くだけでもおいしいですし、ヌクマムやヌクトゥンにつけてもおいしく食べることができます。またハマグリなど大きな身がある貝は油ネギを添えて食べるのがおいしいです。

ニャチャン市内にはシーフードレストランが多々ありますが、観光客向けの店はやはり値段も高めの設定。日本よりはリーズナブルでも、「ちょっと想像以上の値段だな......」と残念に思うこともあるでしょう。そんなときは、屋台や屋外食堂といった現地ナイズされたお店に足を運ぶといいでしょう。

<DATA>

名称:シーフード食堂
住所:1 Nguyen Thi Minh Khai St. Nha Trang
営業時間:夜営業 ※不定期休業

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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