ホーチミンからバスで行けるムイネーは、一泊旅行から人気のリゾートエリア。もともとロシア人の旅行先として発展されたので、現在でも観光客の大半はロシアのほか、レストランやカフェでは決まってロシア語のメニューがあります。そんなムイネーのメインストリートであるグエンディンチウ通りにある「ジョーズカフェ(Joes Cafe Muine)」は、観光客に人気のカフェレストラン。そのジョーズカフェはホテルサービスも提供していて、こちらは日本人客も多いのだとか。
今回はホテル側とレストラン側双方をご紹介したいと思います。
ホテルはバンガロー
ホテルはご覧のような自然派バンガローが敷地内に複数あります。玄関傍にはシャワーとソファ、デッキチェアがあり、こちらはシービュータイプで、グレードの中では最上級となります。
こちらもシービューの部屋についています。目前が海ですが、下は崖となっているので下りて泳ぐことはできません。周りにはカフェテーブルがありますが、草木で旨い事部屋を隠してくれているので、外部から見られる心配もありません。
部屋は2014年に造り変えたとあって清潔です。広さは24平米で世界各国の番組が見られる衛生テレビもあります。よく用品アメニティも揃っていますし、書斎デスクもあり、意外と広々としています。寝るときは蚊帳を下ろせば虫よけ対策もできます。ルームサービスも可能ですが、すぐ傍がレストランなので、ここで食べるよりもお店にいって食べるのがおすすめです。
オーナーはオーストラリア人で、以前日本に住んでいたため日本語が少しだけできます。気さくな人で、夜になるとレストランに足を運んでお客さんに挨拶して回っています。
リゾートなひとときを
日本人旅行者は名所巡りに精をだして、ガイドブックに掲載されている寺院やらスポットを一つでも多く回ろうとしますね。たいして欧米人は持て余すほどの時間を贅沢に費やします。デッキチェアでただただ読書に耽ったり、カフェでゆっくりとお茶したり。どちらがいいのかはさておき、客観的に見ると欧米人旅行者の方がリゾートエリアの楽しみ方を熟知しているように思えます。
敷地内にはプールもあります。ただし、こちらは小さい上に浅いので子供向きです。また、プール傍は隔たりなくレストランスペースとなっているので、大人がここで泳ぐのはちょっと周囲の視線が痛いかも。とはいっても欧米人客は普通に泳いでいました。
ちなみに、このプールを挟んで海側(敷地奥)が宿泊エリアで、それ以前がレストランエリアとなります。カフェスペースは宿泊エリアにもあり、一般客が利用することも可能。宿泊客が朝食付きを予約しているのであれば、プール周りのカフェスペースで食事をすることができます。
カフェレストランで食事を満喫
カフェレストランスペースは、テーブル席とソファ席が十分に用意されていて、天井高くテントが張られているので突然の雨や日差し対策もされています。料理は朝食と昼食サンドウィッチやハンバーガー、パンケーキなどを揃えていて、がっつり食べたい方向けにビーフステーキもあります。
どちらかというと、日中はフレッシュジュースやビールを飲みながら、ソファで談笑したり、傍にあるビリヤードを興じたりして時間を潰す客が多い様子。また、従業員は全員英語を流暢に話しますし、オーナーの親族と思われる欧米人スタッフもいます。
本番は夜から
夜はライブが定期開催。ハイシーズンは毎日やっています。料理もロシア料理やメキシコ料理がメニューに並び、昼とは異なるエキゾチックな雰囲気漂うバーレストランへと変わっていきます。南国情緒たっぷり浸れますし、ライブ演奏の熱気の隙間を縫って、敷地奥の海側のカフェスペースで涼むのもいいでしょう。夜の海のさざ波を聴きながら、デッキチェアに腰を落ち着かせてカクテルを飲む。疲れたら徒歩数秒の自分の寝室に帰る。そんな素敵なホテルライフを送ることができます。
<DATA>
名称:ジョーズ カフェ&ガーデンリゾート (Joe's Cafe and Garden Resort)
住所:86 Nguyen Dinh Chieu