ホーチミンの中心地1区からバスかタクシーで40分ほど西方面に進んだところにある「ダムセン公園」。もともと公園だった場所をテーマパークに仕立てたので、いまでも緑豊かな芝生と広い湖が残る平和を感じる遊園地。ベトナムらしい穏やかな時間と風景を楽しむことができます。
今回はホーチミンに住む人ならば、必ず一度は行っていると言われる人気のダムセン公園をご紹介します。
アクセス
ダムセン公園までは、路線バスかタクシーで行くことになります。ベンタイン市場バスターミナルから15分おきにでている『11番』バスに乗ってください。このバスは終点がダムセン公園なので、途中下車する心配がありません。ゆっくりと車窓に流れる景色を楽しむことができます。所要時間は40分程度。また、ダムセン公園は町中にあるため、流しのタクシーを捕まえることも可能。行きにタクシーで来た方は、ドライバーの人が「待っているよ」と言ってきても断った方がいいです。余計なチップをとられないで済みます。
チョロン観光のついでに立ち寄るのがおすすめ
日本では遊園地に行くといったら、朝早くに出発して夜の閉園近くまで1日遊び尽くすのが普通ですが、ダムセン公園はそれほどのアトラクションはありません。また日中は暑いので、屋外をずっと歩くと体力を奪われます。ですので、早朝に行ったらお昼頃に帰ったり、チョロン観光を終えたあとに時間が余ったら2、3時間ほど散歩がてら遊ぶといったプランがおすすめです。
アトラクションに乗るときはチケットを買う
ダムセン公園では最初に入場料を払ったのち、園内でも別途アトラクションごとにチケットを買わなければなりません。チケットの料金はアトラクションによって異なりますが、おおよそ2万5000~4万ドン程度となります。アトラクションの傍には写真上のようなチケット売り場があるので、ここで人数分買ってください。
レストランは入口付近がおすすめ
レストランは敷地内に複数個所ありますが、おすすめは入口付近にある湖の上に建つレストランです。メニューはそれほど多くはありませんが、定番のベトナム料理に加えてシーフードもあります。ここで食べるなら川魚がおすすめ。値段は一品6万~10万ドンとそれほど高くはありませんし、料理もおいしいです。
動植物園一体型遊園地
園内では幾種類の動物が飼われていて、ちょっとした動物園気分も楽しめます。動物には有料で餌をあげることができるので、小さなお子さんは楽しむことができるでしょう。ただし、動物が多いのは敷地内の奥部となるので、こちらが目当ての場合は、アトラクションを楽しんで疲れる前に最初に立ち寄るといいかもしれません。
ダムセン公園で一番人気の動物はゾウ。かつてはゾウ乗り体験ができることで注目されていましたが、現在では餌やりだけ楽しむことができます。
ベトナムの動物園に決まってあるのが植物園。サボテンなど南国植物を種類多く観察することができます。日本の植物園と比べると、その一つ一つの植物の大きさに圧倒されます。南国植物の力強い生命力を垣間見ることができます。
ファミリーで楽しめるアトラクション
観覧車にジェットコースターといった王道どころもしっかりとあります。スイティエン公園でも解説しましたが、この手の大型アトラクションは規定人数以上集まらないと動かしてくれません。だいた4人以上となります。
お化け屋敷は日本の十八番のイメージがありますが、ベトナムのそれはどうでしょうか。気になる方は実際中に入って確かめてください。こちらはかなり凝った造りのようす。外からでも幽霊のうめき声が聞こえてきます。ちなみにこのお化け屋敷の周辺にはローラースケート場もあり、こちらは小学生から中学生向きです。
こちらは数々の氷のアートが楽しめるアイス・ワールド。写真上の機関車以外にも巨大な大仏、バンコクのワットアルン、カンボジアのアンコールワットなどすべてが氷で作られている芸術です。中は非常に寒いので無料でレンタルできるコートを着て見学しましょう。
ベトナム名物ワニ釣り
ダムセン公園内奥にある湖は一見変哲ないですが、実はよくみるとフェンス越しにうじゃうじゃとワニがいます。こちらはワニ釣り体験。ワニの好物となるお肉を釣り糸にひっかけて垂らし、ワニに食べられないように大口を開けた瞬間に引いて遊ぶゲーム。悪趣味という方もいるかもしれませんが、これがかなり面白いです。ちなみに、湖傍にはワニ肉が食べられる小さなレストランもあります。
ベトナムの遊園地では、ワニ釣り体験&ワニ肉レストランはよくあります。ベトナムの名物でもありますので、未体験の方は是非これを機会に楽しんでいってください。
ベトナムでのどかな一日を
ダムセン公園に行く時間帯は、朝の早い時間帯か、もしくは3時以降。平日は18時まで開園していますので、3時頃に行って2~3時間ほど楽しむのがいいでしょう。また、急なスコールのために雨合羽も忘れないようにしてください。