憧れのファイブスターホテルであれば素晴らしいベトナムライフをおくることができるでしょうが、日本人宿泊者の多くは2つ〜4つ星ホテルに滞在することになります。4つ星はベトナムには多くはありませんので、格安旅行などでは大抵2つ星から3つ星になります。そこで、今回は中級ホテルでの注意事項を5つご紹介します。
1 セーフティーボックスはロック方法を確認
セーフティーボックス、いわゆる金庫は海外滞在ではかなり重要です。大金を持って外にでるのはひったくりなどの恐れがあるので避けたいところ。とはいえ、ホテルに置いておくとしたらどこがいいでしょうか。荷物の奥底に隠しておけばいいかもしれませんが、部屋にはハウスキーパーが入りますので、荒らされる恐れもあります。
そこでセーフティーボックスが活躍しますが、もし金庫のロック方法が単純に鍵だけの場合は、利用を避けるべきといいます。なぜなら、金庫の鍵には必ずマスターキーが存在するからです。誰が持っているかは分かりませんが、従業員が手に入れられる場所にあったら、「ここに貴重品を入れています」と言っているようなものです。もし金庫を使うなら、暗証番号式がおすすめ。なおかつプラスして鍵もあればなおよしです。
2 シャワールームを調べる
シャワールームにもベトナムのホテルはチェック事項があります。ここでの注意事項は2つ。
(1) 温水がきちんと出るか
温水が出るのが当たり前だと思っている方も多いかと思います。しかし、ベトナムではまだまだホテルといえども温水が途中で出なくなるケースもあります。これはミニホテルだけではなく、中級ホテルであってもそのようなクレームはしょっちゅう見受けられます。宿をとったら、まずはシャワーを実際出してみて、お湯が出るかをチェック。また、しばらく出してみて、きちんと出続けるかどうかも確認してください。
(2) バスタブの栓の有無を確認
ベトナムは常夏で、ベトナム人はお風呂の文化がありませんので、浴槽はあるものの栓がないためにお湯を張れなかったといったクレームもあります。また、栓が破損していないかも併せてチェックをしてください。その他、アメニティに関しては、基本はシャンプーとボディソープ、石鹸、歯ブラシ、クシとなります。トリートメントはありませんので、必要な方は日本から持ってくるか、コンビニで入手しましょう。
3 ミニバーをチェック
ほとんどのホテルにはミニバーがついています。4つ星以上になるとミニバーとは他に、自由に使えるミニ冷蔵庫があるホテルもあります。ミニバーの中身は缶のソフトドリンクとビールが入っていますが、こちらはすべて有料。ミネラルウォーターのウェルカムドリンクがある場合は、決まって机の上に置いてあります。ミニバーで利用できるドリンクはすべてコンビニで買えるものなので、買い忘れた場合を除き、極力使わないようにするのが節約のポイントです。ここで買うと、2倍から3倍くらい高くつきます。もし買った場合は、同じ銘柄のものを次の日に買って補充しておきましょう。
また、ホテルのランクに問わずさ、ルームキーを挿し込んで部屋の電源が入る場合も要注意。ミニバー(冷蔵庫)と電源が別であればいいのですが、一緒の場合は外出中はミニバーが冷えませんので、果物などの保存には適しません
4 事前にビュッフェ情報をチェック
ホテル内の食事を楽しみにしている方も多いかと思いますが、正直言うと、あまり期待しない方がいいかもしれません。5つ星のラグジュアリーホテルでさえも、「種類が少ない」、「冷えている」、「おいしくない」といった意見が多数あるのがベトナムのホテル。ビュッフェとは名ばかりで、3種類から7種類くらいの料理しかないところも多いです。
滞在先のホテルが事前に決まっているなら、スマホやパソコンでホテルの口コミをチェックしてみてはいかがでしょうか。おそらく食事情報ものっているはずです。期待薄であれば、食事は外でとるようにしてください。
5 ホテル内スパにも注意
ベトナム旅行ではエステスパも楽しみの一つ。中級以上のホテルには、決まってスパマッサージ店が併設しています。ただし、こちらは注意が必要。ホテル直営ならまだしも、そうでない場合が多く、その場合はホテルの格式にそぐわないホスピタリティであったり、あつかましいほどのチップを要求してきたりして不快に感じることもあります。
また、スパの中には男性セラピストが女性客の担当につくこともあります。もちろんそれが嫌ならば断わることもできますが、日本人は往々にして断り切れない性格の方が多いので、できるだけメニューを選ぶ段階で女性か男性かを確認するようにしてください。