ホーチミンから南シナ海に沿って車で東へ向かうこ約6時間。ムイネーは近年外国人旅行客に注目されているリゾートエリアです。黄色い砂丘のイエローサデューンではソリを使った砂滑りを楽しめ、港町で魚介を頬張り、夜はコテージで乾杯。そんな憩いの時間を過ごすことができるムイネーですが、今回紹介するのは「ホワイトサデューン」。リゾート気分に浸れること間違いないスポットとなります。
アクセス
ムイネーのイエローサデューンから、海沿いをひたすら走ります。所要時間は車で飛ばせば20分ですが、バイクで行くと30分から40分ほどかかります。道中はガソリンスタンドがありませんので、向かう前に満タンにしておきましょう。道は基本一本道で、訊ねようとも道中は人の気配がありませんので、事前準備はしっかりと。
道中を楽しむ
ホワイトサデューンへ行く道中は、イエローサデューンを脇に通り過ぎ、海を右手に走り抜けます。そして黄色の大地を横目に過ぎたあとは、赤土の荒れ地を通ります。まるでメキシコにいるかのような錯覚さえ覚えます。もし可能であれば、車を止めて散歩してみるのもいいでしょう。大きく深呼吸をして、綺麗な空気をたっぷりと吸い込んでください。
黄砂の砂丘を過ぎ、
海を通り過ぎ、
海が見えなくなると、景色は打って変わる
ホワイトサデューンに到着!
ホワイトサデューンでは、砂丘の入口付近にジープとバギーがあり、いずれかで楽しむことができます。バギーの方がスリリングな体験をすることはできますが、故障して砂丘の真ん中で立ち往生している観光客もよく見かけます。
ジープで砂丘を上り下りするのもスリルがありますので、こちらを手配するのが無難でしょう。
イエローサデューンと異なり、こちらは人の気配もそれほどなく、なによりも清潔そのもの。ゴミ一つ落ちていなく、360度パノラマで砂丘と青空を見渡せます。
コンクリートジャングルと呼ばれる日本の都市に住んでいては、なかなか想像できないかと思いますが、眺められる景色すべてにおいて、水平線を遮るものが一切ないというのは、非常に違和感があります。
まるで世界のはじまり、もしくは終わり。そんな哲学的な思想さえしてしまうほど。
砂丘の傍には湖が広がっていて、手漕ぎボートで周遊することも可能です。また、ここから望む景色も非常に美しいものです。
ムイネーの一押しスポット
今回紹介したホワイトサデューンは、ムイネー旅行の超がつくおすすめスポットです。多少交通に難はありますが、外国人旅行者でも十分行ける範囲内。ホワイトサデューンとイエローサデューンどちらか一方しか楽しむ時間がないのであれば、断然こちらがおすすめです。午前の早い時間に訪れれば、お昼過ぎには帰ってきて市内散策を再開することができます。