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ブンタウ最大の名所「キリスト像」を登る

ホーチミンから車で揺られること約90分。たどり着いたブンタウは、南シナ海に面するバリア=ブンタウ省の省都。港町独特の潮の香り漂うのどかな町並みが続きます。近年はだいぶ観光整備もされてきて、ガイドブックにも紹介されるようになりました。外国人観光客では、ロシア人をはじめ、フランス、アメリカ、オーストラリア人などに人気があるようです。

ブンタウのランドマーク

今回紹介スポットは「キリスト像」。市街地であればどこからでも望むことができる、小高い山の上に建っています。ブンタウ旅行には欠かせない観光スポットとなるでしょう。

ハロン通りをひたすら進む

バイクで走るのも爽快だ

場所はバッグビーチから、車でハロン通りをひたすら進むと到着します。道中は一本道なので迷うことはありませんし、タクシーの運転手は必ず知っています。リゾート気分に浸りにブンタウにやってきた方も、できることならば、こちらへは立ち寄ってほしいところです。海を楽しみ、山を楽しむ。それもリゾートの醍醐味ではないでしょうか。

キリスト像に登る際の注意事項

周辺は観光整備されている

■できるだけ身軽な格好

キリスト像までは、勾配が急な石段をひたすら上がることになります。ですので、持ち物は極力少なくして臨んでください。靴は歩きやすい運動靴がベストで、女性の方は間違ってもヒールはやめてくださいね。必ず後悔することになります。

■長ズボン着用義務

キリスト像は観光地として、誰もが気軽に入ることができます。ただし、基本はカトリック系のキリスト教徒のための聖地。キリスト像まで登ることは誰でもできますが、像の内部に入る際は、服装のチェックがあります。基本露出度の高い服装は入場できません。特に男性は半ズボンとタンクトップに注意してください。長そでを腰に巻けば通過できますが、絶対ではないことを覚えておきましょう。

いざ登山開始

日中は特に体力の消耗が激しい

敷地内に入ったら、すぐに石段が姿を現します。あとはひたすら歩くだけ。ただし、最初はまだ序章。
少し上がった先は、お土産や水、軽食などを扱う売店が並んでいます。

まだ標高は低いが、景色はいい

売店付近は休憩スペースも幅広く設けられているので、ここでゆっくりすることも可能です。海側に位置するので、景色も絶景です。キリスト関連のお土産を買いたい方は、帰りに再び立ち寄るようにしましょう。間違っても荷物を多くしないでください。

水分補給も忘れずに

休憩所を通過したら、写真上のような急勾配の石段が延々と続きます。男性の足で約20分強、女性の足ならもう少しかかるでしょう。
ただし、道中は要所にいくつもの休憩スポットがあります。

道中も楽しむのがコツ

休憩スポットでは海側に向かってベンチがあり、そこに座ってゆっくりすることができます。目前が海なので、上がれば上がるほど強い海風が吹き付けて心地良いです。

キリスト関連の像にも注目

見ていると不思議と心が洗われる気分になる

写真上はキリストが生徒に教えを説いているところ。このようなキリストやマリア関連の像は随所に見ることができるので、要チェックです。

目的のキリスト像はもうすぐ
山を登るにつれて景色も美観に

長い道のりでしたが、目的のキリスト像まではもう少し。景色も見ごたえのある絶景に移り変わりますので、立ち止まって小休止をするのもいいでしょう。ただし、個人的にはキリスト像を登った先に広がる景色が一押しなので、もうひと頑張りしていただきたいところです。

キリスト像に登る

目的地へ到着

ついに目的地へ到着!
両手を広げたキリスト像を見上げることができます。ここで記念撮影をしたのち、下山することもできますが、おすすめはこの像の内部を上ること。そちらをご希望の方は、像の裏に回りましょう。入口があります。

内部はひんやりとした空気が漂う

前述した通り、内部へ入る出入口には、警備員が常駐していて、服装のチェックをしております。半そで程度であれば問題ありませんが、タンクトップ、短パンは規制の対象になる確率が高いので注意が必要です。

キリスト像内部は空洞になっていて、吹き抜けの螺旋階段があります。

ベトナムのカトリック教徒は非常に熱心

また、壁にはキリスト関連の絵画やパネルがかけられています。ベトナムのキリスト教徒は非常に熱心で、みなさん財布にはマリアの写真を入れ、首に十字架のネックレスをし、食事を取る前は胸元で十字を切ります。

異国の地で絶景に出会う

右を向けば、キリストの顔が間近に

螺旋階段を上がりきると、キリスト像の肩部分に出ます。右にはキリスト像の大きな顔に触れることができます。
遠くからでも望めるキリスト像が、こんなに間近に......。感慨深いものがあります。

ただし、ここはスペースが非常に狭く、一人しか出られなく、後ろで順番待ちをしています。限られた短い時間で、パノラマの景色を目に焼き付けてください。

海側と市街地側、どちらが好み?

南シナ海の大海原と、白い砂浜、そこに広がるブンタウの町並み。ホーチミンのような高層ビルはほとんどなく、まだまだ素朴な色合いが強いですが、気軽にリゾート気分を味わえるので、現地人には非常に人気があります。

かつてはオイルマネーで潤った町

こちらは山側の光景。切り立った連山が続き、一部はロープウェイでその先に広がるテーマパークに行くことができます。

帰りは下りの階段だけなので非常に楽。
入口付近の売店でお土産を物色してゆっくりするのもいいですし、早々に別のスポットに移動するのもいいでしょう。汗で体が気持ち悪い方は、一度ホテルに戻って出直すのも。

それぞれの余暇を楽しんでください。

<DATA>

名称:キリスト像(Truong Thanh Gioc)
住所:2 Ha Long St. Vung Tau
営業時間:7:30〜11:30、13:30〜16:45

著者プロフィール

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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